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  • サイコロジカル(上) 兎吊木垓輔の戯言殺し

  • (講談社文庫)
  • 著者: 西尾 維新
  • ナレーター: 三瓶 由布子
  • 再生時間: 8 時間 59 分
  • 4.9 out of 5 stars (43件のカスタマーレビュー)

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サイコロジカル(上) 兎吊木垓輔の戯言殺し

著者: 西尾 維新
ナレーター: 三瓶 由布子
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あらすじ・解説

きみは玖渚友のことが本当は嫌いなんじゃないのかな?

およそ論理立てて物事を考えるほど無意味なことはない。所詮論理など人の考えたものであり、そして世界は人の手には余りすぎる。博愛を自らの義務と課し、自由を何よりも重んじる、周囲に調和をこの上なく提供する誠実な正直者、つまりこのぼくは、7月、囚われの壊し屋を救う旅に連れられた。パーティのメンバーは玖渚友と鈴無音々。向かう先は悪の要塞――要するには『堕落三昧(マッドデモン)』斜道卿壱郎博士の研究施設。この冒険の登場人物は誰もが際限なく矛盾していて、誰もが際限なく破綻していて、そして誰もが際限なく崩壊していて、はっきり言って壊れている。それはひょっとしたら壊されただけなのかもしれないが、しかし戯言遣いのこのぼくに限って言えば、わざわざ壊してくれるまでもない。だってぼくは最初から、ほら、こんなにも見事に壊れてしまっているゆえに――戯言シリーズ第4弾
©西尾 維新 (P)2023 Audible, Inc.

サイコロジカル(上) 兎吊木垓輔の戯言殺しに寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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兎吊木垓輔の演技が良かった

今作のメインと言ってもいい人物である兎吊木垓輔。作中で「妙に尖った甲高い雌鳥のような声」と表現され、尚且つ成人男性という事もあり女性の方が演じられる事に若干の不安もあったのですが、喋り出しから違和感無く聞けて彼のどこか掴めない印象や「変態」と称されるのも納得な演技でした。
また戯言遣いの淡々とした語りも変わらず聞きやすく、他のキャラも性別や年齢・雰囲気そして体格などに沿って演じ分けられるナレーターさんの幅広さにも毎度驚かされています。下巻の配信も楽しみです!

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作品と現実の科学技術

AI、140GBの桁外れ記憶容量の媒体、かつてこの本が出版された時に数世代先の技術だったものが現実となっている今の社会からみると、この作品の歴史資料としての側面が見えますね。

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ストーリー・ナレーションともに最高峰のAudible作品

いい、すごくいいです。
いい作品の条件の一つに、その作品に触れた後に人に影響を与えるというのがあります。
この作品を聞くと、グリーングリーングリーンの妙な口調で人を小ばかにしたくなりました。

それは置いといて、
ストーリーについては言わずもがな面白かったです。
なんかよくわからない固有名詞をなんかよくわかない感じで説得ある言葉にすることにおいて
西尾先生の右に出るものはいないですね。

ナレーションについて、化物語シリーズと違い三瓶さんに固定されています。
三瓶さんのキャラの演じ分けの広さを特に感じました。
少年、ショタ、少女、デブ、くそ爺、やべー女、すげーやべー男、
全部演じ分けているし、イメージがわいてきます。
登場人物がこれでもかと出てくる(と同時に退場する)戯言シリーズにおいて
これだけの演じ分けができるのは今後の作品も楽しみです。

あわよくば人間シリーズもやってほしいなぁ。

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最高のナレーション

素晴らしい演じ分けです。
改めて声優の実力を感じました。
オーディブルの中でも色々な人が朗読をしていますが、上手い人がしていると雑念が入らずに聴けて最高ですね。

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三瓶さんのナレーションでシリーズ一貫される声色がいい

この巻に限らずですが、オーディブル版のシリーズでナレーターが統一されている事で、どれが誰の声かがわかり、かつたまに引用される前作のキャラの発言もピンと来るところにこだわりを感じます。
そして声の演じ分けもしっかり特徴を出してもらえるので、聴き手としては非常にありがたいです。
既にこれまで男性キャラも何人か出て来ていますが、この巻で喋りまくる兎吊木の声にも新しい特徴が表現されていて、さすがプロだと思いました。
私のように文字を目で追うのを億劫がる怠惰な人間にも、西尾維新作品がどんどん読めてしまうのは非常に有り難く思います。
個人的に他の西尾維新作品(物語シリーズなど)でもそうしていますが、既に他のメディアで楽しまれた方にも、違う味わいで楽しめると思います。
ナレーションの三瓶さんを統一する分、制作に時間がかかってしまうのは仕方ない事ですが、次の巻も楽しみにしていますので、制作陣の皆様を陰ながら応援させていただきます。

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三瓶さんが最高

とても聞きやすいです!
物語に没頭できるお声。
声の使い分けもさすがです。

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ナレーションのハイレベルさ

今戯言シリーズは既刊全て同じナレーション。
刊が進むに連れて、若干ネジの外れてしまったようなキャラクターが数多く登場するが、それらを全てこなしている演技力に感動。

作中にサラッと登場するお掃除ロボットであったり、AIであったり。現在社会を描いているかの様。見事である。

ここからの戯言シリーズはもう一度読むには少し大変なボリューム。朗読で聴けるのをありがたく思う。

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