『パノラマ島綺譚』のカバーアート

パノラマ島綺譚

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パノラマ島綺譚

著者: 江戸川 乱歩
ナレーター: 野口 晃
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このコンテンツについて

<内容紹介>

M県にある沖の島では数年前から不思議な工事が進められていた。
今はM県随一の富豪菰田家の持ち物であるその島で何が起こっているか、噂にはなっても大きく騒がれることもなかった。
島には土塀が築かれ、内部に池や川や丘や谷があり、その中央には鉄筋コンクリートの巨大な建物まで建てられた。ところがこの事業は思わぬ出来事のためにとん挫したのである。
それは菰田家の当主と主人の死であった。

実はこの背景には隠された物語があったのである――。

人見廣介という三文文士がいた。
彼は菰田家の当主・菰田源三郎の死を知るが、人見は菰田とは大学の同窓で、二人は瓜二つだと噂になっていたのだ。
菰田は癲癇のために死んだのだが、人見は癲癇で死んだ者が棺桶や墓の中で息を吹き返すという話を読んだ記憶があった。

そして、菰田の亡骸が土葬されていることを知ると、自身が蘇生した菰田に成り代わり、その莫大な財産を手に理想通りの楽園を創造するという野望を叶えようと目論んだのだった……。

<江戸川乱歩(えどがわ・らんぽ)>

日本の推理小説家。1894年10月21日生まれ、三重県生まれ。筆名は、19世紀の米国の小説家エドガー・アラン・ポーに由来する。数々の職業遍歴を経て作家デビューを果たす。本格的な推理小説と並行して『怪人二十面相』、『少年探偵団』などの少年向けの推理小説なども多数手がける。代表作は『人間椅子』、『黒蜥蜴』、『陰獣』など。1954年には乱歩の寄付を基金として、後進の推理小説作家育成のための「江戸川乱歩賞」が創設された。©2019 PanRolling
アジア 文芸小説

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独特の作品の世界を、興味深く聞かせてもらいました。

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