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唇草(小学館の名作文芸朗読)

著者: 岡本 かの子
ナレーター: 岩村 琴美
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あらすじ・解説

【小学館の名作文芸朗読】 花屋の店先でカルセオラリヤを見た主人公は、店員からこの花の別名が唇草だと教えられ、外遊にでた従弟・千代重に想いを馳せる。美しい白い肌と赤い唇を持った千代重は「私の憧れを癒やすほどのものは現実にはない」が口癖の恋多き青年で、大学の先輩・尾佐の妻・栖子に入れ上げ、彼女のもとに足しげく通っていたのだが……初々しい青年と薄幸の人妻の恋愛を描いた短編。
©- (P)エイトリンクス

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