実説 城谷怪談「もう少しだけ傍にいて」
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ナレーター:
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城谷 歩
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著者:
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城谷 歩
このコンテンツについて
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
内容紹介
「もう少しだけ傍にいて」(23分)
秀美さんという60代の女性が体験した、今から二十年ほど前の出来事。
子育てに懸命だったその当時に、三歳年下のナホさんといういうママ友が出来ました。年下ではあるけれど頼りがいのあるしっかり者のナホさんとすっかり仲良くなり、以来子供が大きくなってからも親友のようなお付き合いが続いていたのですが、ある日ナホさんは脳内出血で突然倒れてしまいます。
一命はとりとめたものの意識は戻らず、危篤の報を受けて病室に駆けつけた秀美さんでしたが、ご家族の悲しみにいたたまれずにすぐにそっと離れます。
静かな廊下を歩いていると急に髪の毛を背後から引っ張られ……。©2021 Wataru shirotani