実説 城谷怪談「夜更けに漂う」
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ナレーター:
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城谷 歩
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著者:
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城谷 歩
このコンテンツについて
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
内容紹介
「夜更けに漂う」(32分)
幽体離脱という現象がある。臨死体験者などが偶発的に幽体離脱するケースはまま知られているが、雄二さんは意図的にこれをコントロールしていたことがあるという。
初めての体験は中学生の時だった。寝ているうちにのどが渇き、水を飲みに行こうか否かを迷っているうちに、急に体が軽くなった気がしたのだという。
目を開けてみると、部屋の天井が迫ってくる。間もなく、天井が迫っているのではなく、 自分が浮いているのだとわかった。
このことを機に自分の意志で幽体離脱ができるようになったらしいのだが、ある出来事をきっかけに二度と幽体離脱はするまいと決めたという。一体彼の身に何が起きたというのか。©2020 Wataru shirotani