実説 城谷怪談「慌しい足音」
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ナレーター:
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城谷 歩
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著者:
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城谷 歩
このコンテンツについて
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
「慌しい足音」(32分)
横澤さんという女性がかつて住んでいた実家は作りが変わっていた。
元は戦前納屋として建てられた平屋の家屋を店舗に改築したり、極めつきは昭和34年の伊勢湾台風の時に強引に階段を増築して二階を作ってしまった。
彼女が高校二年生のある晩、一階の六畳で寝ているとミシミシと階上から人の足音が聞こえてきた。
隣で寝ていた母と身を寄せ合って怯えていたが、勇気を奮い立たせ様子を見に行くことに。©2020 Wataru shirotani