実説 城谷怪談「灰色の女」
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ナレーター:
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城谷 歩
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著者:
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城谷 歩
このコンテンツについて
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
内容紹介
「灰色の女」(27分)
長野さんが、石川県の大学院生だった2年前。東京の企業に就職の目処が立ち、内定式に出席するため東京に来たときのこと。
式典に遅れまいと早めにホテルにチェックインを済ませて、ひと眠り。却って出立が遅くなってしまい、混雑を極める品川駅に到着したのは夕方の6時頃。
停車している東京方面行きに飛び乗ったまでは良かったがいつまでも動かない。どうやら、前の電車で人身事故が起きたようだった。
「ついてないな」と思った時、窓から見えるホームのへりにぎょっとするモノを見つけてしまう。©2020 Wataru shirotani