実説 城谷怪談「見つかった」
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ナレーター:
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城谷 歩
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著者:
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城谷 歩
このコンテンツについて
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
内容紹介
「見つかった」(23分)
病院のカルテ室勤務のKさんには苦手な業務がある。地下にあるレントゲン室に患者のレントゲン写真を取りに行く仕事だ。地下にはレントゲン写真の保管室のほか、医師の仮眠室、そして霊安室がある。保管庫の一つがこの霊安室のちょうど真上にあるので、あまり行きたくないというのが理由だった。
忙しかったその日、医師からの指示でレントゲン写真を取りに行くことになったKさんは嫌な予感を既に感じていたのだが、保管庫に到着して間もなく廊下の奥からパタ...パタ...と足音が。©2020 Wataru shirotani