実説 城谷怪談「誰を待ってるの?」
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ナレーター:
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城谷 歩
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著者:
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城谷 歩
このコンテンツについて
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、
ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、
更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
内容紹介
「誰を待ってるの?」(26分)
「声」の体験者である弘美さんの別の体験談。
弘美さんが高校三年生の年、校内ではこっくりさんが流行っていた。
彼女の進学していた高校は昭和初期の創設だった旧校舎がまだ残っていて、
普段使われている現校舎と別に部活動の部室代わりに使用されていた。
おまけにおそらく旧校舎時代と同じ古さのはなれにあるトイレも立ち入り禁止にもかかわらず敷地内に残されていたそうだ。
その日も部活終わりに現校舎二階の教室に数人の友人と集まりこっくりさんを楽しんだが、
気づけばだいぶ表も暗くなり、校内に残っているのが弘美さんと友人二人きり……。
いざ帰る段になってそれはハッキリ姿を現した。©2021 Wataru shirotani