実説 城谷怪談 撰集九十四
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ナレーター:
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城谷 歩
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著者:
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城谷 歩
このコンテンツについて
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
内容紹介
「はふりぞの」(28分)
京都で生まれ育った吉田さんは小さいころに住んでいた一、二階ともに六畳間が二つある古い一軒家ですでにおかしな現象を体験していた。
誰もいないはずの二階から足音が聞こえてきたり、庭先に白い女の人が立っていたり、中でも印象的なのは大小さまざまの無数の手形が出たり消えたりする天井板だったり。
それでも不思議と恐怖心は起こらず、不思議だなと思う程度だったという。
特に霊障もなく大人になり、結婚を機に同じ京都でも精華町という町の四階建てアパートに引っ越したのだが、この新居でも怪現象は続いたそうだ。
そして、待望の子供を授かったその年、怪異は初めて恐怖を伴って牙をむいた。
「死の雲」(24分)
松井さんという女性のお母さんは、九州の小さな町で生まれ七人兄弟の五番目だった。生まれつき体が弱く、生後間もなく十歳までは生きられないだろうと医者の宣告を受けたそうだ。
父親はお母さんが生まれてほどなく漁に出て海難事故で亡くなり、母と祖母に育てられることになるが、医者にさじを投げられてしまった孫の命が少しでも永らえますようにと祖母が熱心に頼りにしたのが宗教だった。
そんな祖母の姿を見ているうちに松井さんのお母さんも神様を信心するようになり、それがきっかけして霊感が強くなったそうだ。
信心の賜物かお母さんは無事健康に育ち、結婚もし松井さんが生まれたのだが、ある日不思議な黒い雲を見ることになった。
ほか、「四ツ首 前編」(22分)、「四ツ首 後編」(28分)を収録。©2022 Wataru Shirotani
実説 城谷怪談 撰集九十四に寄せられたリスナーの声
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