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日本一の幽霊物件 三茶のポルターガイスト

著者: 横澤 丈二
ナレーター: 横澤 丈二, 他 劇団四重奏団員
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あらすじ・解説

【三茶のポルタ―ガイスト】として映画化!

絶対に”なにか”いると噂の稽古場。これは一体、土地の因果か、誰かの怨念か――? 30年にわたって“出続けている”心霊現象を追う、リアル怪談ドキュメント。

「各階の間取りがすべて違う」。思えば最初から違和感はあった――。幼少期から霊感を持つ横澤は、主宰する劇団の稽古場を構えようと東京・三茶のビルを訪れる。その造りに不安を抱くも、駅近から契約を結ぶ。が、入居早々、エレベーターの床が水浸しに。そこには、大家から「絶対に話かけてはならない」と聞かされていた“異形”の者が立っていた……。【三茶のポルタ―ガイスト】として映画化! ”出る”と話題のヨコザワ・プロダクションの30年にわたる心霊現象を追った、怪談ドキュメント。
本タイトルには付属資料・PDFが用意されています。ご購入後、PCサイトのライブラリー、またはアプリ上の「目次」からご確認ください。

©JYOJI YOKOZAWA, GENTOSHA 2023 (P)2023 Audible, Inc.

日本一の幽霊物件 三茶のポルターガイストに寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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幽霊を冒涜してはいけない

著者本人によるナレーションはとても聴きやすく、内容も実体験に基づいた話でしたので、とても興味深く拝聴させていただきました。日本一の幽霊物件というタイトルから想像できるように、心霊現象の数々が出てきますが、幽霊と演劇が組み合わさっているのが斬新で面白かったです。どんな現象が起こっても横澤氏がすごくポジティブなので、幽霊の存在を認めて明るく前向きに共存しているという印象で、幽霊が苦手な方でも楽しめる作品だなと感じました。また横澤氏と幽霊の絆のようなものも感じ、幽霊ってそんなに恐れて怖がるものじゃないのかもと考えを改めされられました。(図の写真はまだちょっと怖いです)
幽霊を冒涜すると痛い目に合うみたいなので、気をつけようと思いました。

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夏にピッタリ

戦慄を覚える体験たち。
感覚が麻痺していく様に、
半ば呆れてしまうぐらいの現象がここにあり。
よくよく、著者ご本人が無事で良かったと感じる。
むしろ、慣れてそのままの状態でいるのが大変興味深く、最後の特別対談部分が面白く感じた。

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レインコート

劇団の歴史と幽霊怪奇現象 三軒茶屋ってそんな所が有ったなんて知りませんでした。とても面白かったです。

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まさか自分の身にも起こるとは…

この本を読んでいると、なにかポルターガイスト的な現象が起こると言った話は、噂で何度か聞いたことがあったのですが、オーディブルで聞いている時に、まさか自分の身にも起こってしまうとは思いもしませんでした。
ちょうど降霊術の話を聞いていた時に、お湯を溜めてもいない自宅のお風呂場の方からバシャバシャと、水を弾くような音が聞こえ、霊感なんてなにもない自分でも「何者かがいる」と、そう感じた瞬間に、ゾッと背筋が凍るような感覚に陥り、その場に居た堪れなくなってしまった自分は、そのまま家を飛び出しました。
しばらくして、少し気持ちの落ち着きを取り戻した頃に家に帰ると、横澤氏の朗読の音だけが家の中で鳴り響いており、未だにあれは一体なんだったのかわかっておりませんが、この世ならざる者の存在を、たしかに感じた瞬間でもありました。

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異次元の世界との遭遇

語り口に怖がらせよう等という小細工や嫌みがなく、純粋に作品の世界を感じることができました。また、横澤氏の身に起こったことでありながら、自身の身に起きたことのように感じ、歴史を体験したような聞き応えもあります。
ちなみに話に聞き入っていたなか、自宅の玄関がノックされたので、イヤホンで聞きながらインターフォンの映像を見てみたのですが、誰も映っておらず、話しかけても返答がなかったという不思議なことが起きました。さらにその後、蛍光灯が点滅し消えてしまいました。暫くすると蛍光灯はひとりでに点き・・・。
この横澤氏の話には、何かが宿っているのだと思わされます。

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常世と現世の狭間で起こる怪異

横澤氏本人のナレーションから様々な思いが伝わって来てとても素晴らしかったです。個人的には、恐怖体験というより、この世ならざる者たちへの愛を語っているように感じました。また、幽霊だけでなく、宇宙人の様な存在にも遭遇している点も非常に興味深かったです。この世界と重なるように存在する、別次元の世界。私には見ることも感じることも出来ませんが、必ず存在すると信じています。未だに戦争が終わることなく続き、ショックドクトリンが繰り返されるこの残酷な現実世界が、本当に恐ろしいのは生きた人間であることを証明しています。もしかしたら、その背後には、横澤氏の語る悪魔的存在の働きがあるのかも知れません。

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体験者である著者本人によるナレーションが最高

この作品で素晴らしいのは、体験者である著者本人によるナレーションで聴くことができるという点だ。
本も勿論購入しているが、まさかAudible化し、著者本人の声で聴けるとは思ってもおらず、歓喜…!!
実際に目で見て体験したことを喋っているので、声優を使うよりも、一言一言に重みがあり臨場感がある。とにかく本の世界に没入することが出来るので、聴き応えがあるなかであっという間に聴き終わってしまった。

実際の霊障の写真も見れるので、怖さが増し、それがまた良い。

何より、この本(幻冬舎文庫)を買って読み進めていた時も同様だったが、ナレーションを再生する度に、暫くすると部屋の電気が消えたりついたりし、どこからともなく線香の香りが漂ってきた。
所謂、霊障というものが頻繁に起きるのだ。

極めつけは、降霊術のシーンだ。
降霊術=スクエアを行った時の著者のナレーションが始まると、廊下の人感センサーの電気が、誰も通っていないのに点灯した瞬間は息が止まった。それと同時に人の気配も感じたのだ。
自分は一人暮らしなので人の気配は明らかにおかしい…
思わず、開けていた部屋の扉を咄嗟に閉めた。
その後直ぐに、扉を少し開けて廊下を再度確認したところ、時間経過により人感センサーの電気は消えていたが、人の気配は何となく残っていたので、扉を閉め、緊張感が抜けないままナレーションを聴き進めた。そして、スクエアをやろうと言い出した俳優が怪我をして、確実に誰かに押されたというシーンに差し掛かった途端、突然、部屋のドアノブが、ガチャガチャガチャガチャガチャッ…!!!と、約30秒ほど音を立てて動き、明らかに誰かが部屋に入ってこようとする音がしたのだ。
鍵を閉めていた訳ではないが、扉が開くことはなかった。
もし、あの時、扉が開いていたらと思うと、今でも背筋が凍る。

これまで数々のオカルト作品を見聞きしてきたが、著者の場所は別格。世界に誇れるオカルトの聖地と言っても過言ではない。

映画も鑑賞し、イベントにも足を運び、著者の話を直接聞いたりしているが、この本に書かれていることは、ほんの一握りでしかないのだ。(著者の人柄は、非常に穏やかで超天然という印象。だからこそ、人や、人ではないものを惹き付ける魅力があるのかもしれない。)

最後になってしまったが、この本の著者は、あのオカルト映画の金字塔『エクソシスト』の舞台原作権を独自に取得している。
原作者である(故)ウィリアム・ピーター・ブラッティ氏に直接手紙を書き続け、念願叶ってようやく本人に会うところまでたどり着いたという。
恐らく、エージェントを挟まず、一人の男の執念と情熱でここまでたどり着いた人物は、著者が唯一の人物ではないだろうか。
著者にはリスペクトしかない。

その対談の様子もこの本に記されており、かなり貴重な対談内容となっている。『エクソシスト』という映画で繋がった二人の男のやり取りは、読んでいて胸が熱くなった。
こちらの対談の様子も写真が掲載されている。

いつかまた、舞台の『エクソシスト』が上演されることがあれば、どんなことをしてでもチケットを手に入れ、観に行きたい。
きっと、著者が描く『エクソシスト』の世界は、原作者と対談した著者にしか描けないものがあるに違いない。

『エクソシスト』だけでなく、著者は様々な舞台をこれまで作ってきたようで、この本は、その舞台の作品とともに、その時に起きた霊障も綴られている。

ついつい長くなってしまったが(まだまだ書き足りないのだが)、とにかく最初から最後まで読みごたえ、聴き応えしかない、最後まで楽しめる一冊だ。
著者の深みのある渋い声のナレーションの他、著者が主宰している劇団員のナレーションも所々ある。それがまた良い。
何故なら、彼らも恐らく体験しているであろうから、一言一言にリアリティがあるように思う。

そして、ほぼ100%の確率で、再生する度に霊障が起こることは間違いないので、自分としては最高の作品だ。

自分史上、かなりおすすめの一冊なので、まだ聴いていないという方は、この作品をぜひ聴いてみてほしい。

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今思えば


このオーディブルを聴いている時、部屋のインテリアで飾っている5つのサイコロの置物が3つ落ちたときは驚いた。
四角い置物のため何か力を加えなければ倒れたり棚から落ちるはずがない。それも3つだけ。
少し変に思いつつも私は競馬をやるため"偶然"落ちたサイコロの出た目の馬を3連単で買ってみた。
普段はそういった買い方をしないのだが、何かを不思議なものを感じ思わず買ってしまった馬券が何十倍にもなって返ってきた時は驚いた。
幽霊のいたずらを怖がらず、何か運命的な思いになり、不安よりも楽しさが勝ったから起こったことなのだと今では思います。

ちょうど霊に愛された人間はお金や縁が巡りがあるような話の最中だったのを覚えています。


この書籍ももちろんのことながら著者の横澤丈二さんの朗読により劇団の歴史、この世ならざるものへの敬意、思いなど伝わってきて、とても神秘的な雰囲気に包み込まれました。

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怪奇現象の数々

書籍を読ませていただきました。当時書籍を読むだけで怪奇現象が発生すると界隈ではかなり有名になった作品でした。

映画や書籍の関連イベントに参加した私。その際の横澤氏はなんともお茶目な少年の心を忘れていない方だという印象でしたが、今回まさか著者本人がオーディブルのナレーションを担当され、当時のお茶目な印象は全くなく、渋い声のナレーションに思わず聴き入ってしまった。その他劇団の方も個性的でそれぞれ役にピッタリでした。変に脅かそうとするような言い方をしておらず、非常に聞きやすく、不思議な雰囲気が漂うナレーション。そんな横澤氏のナレーションを聴く為だけに購入する価値のある作品です。

また、一番気になっているであろう、読むだけで怪奇現象が発生する書籍…聞くだけで怪奇現象が発生するオーディブル作品となったのか否か…それは聞いた人のみぞ知る。

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幽霊と共存しているほんのりホラー

ナレーションがおおらかな深い声で聴いていて落ち着く。話も怖さやエグさはなく淡々と体験談が語られているのですが、体験者の著者さんが面白がっているのもあり、どちらかというと摩訶不思議な日常エッセイという感じです。心霊現象が起きてるのに対処するわけでも深刻になるわけでもなく共存してるのが面白い。
表紙をふんわりしたエッセイ系のイラストにしてタイトルも柔らかいのにしたら、違う層にも読んでもらえそう

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