『桂文我 怪噺 五』のカバーアート

桂文我 怪噺 五

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桂文我 怪噺 五

著者: 桂文我
ナレーター: 桂文我
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このコンテンツについて

「スタジオ録音の怪異談」 四代目 桂文我
スタジオ録音で「怪異談」を収録する作業は、毎月開催の猫間川寄席の会場となる、玉造・さんくすホールで行われていますが、収録が深夜に及ぶことも多くあり、録音作業の小野裕司氏の表情も鬼気迫り、背筋に冷たい物が走る時もありました。
ライブ録音とスタジオ録音では、雰囲気に大きな差があるだけに、ライブ録音の方が臨場感があって良いと思われる方も多いでしょうが、スタジオ録音の方が落ち着いて、細かく演じている場合も多いと言えましょう。
還暦も越えた昨今、頭の中にあるネタは、出来るだけ、録音して、残して行きたいと思っていますので、ライブ録音でも、スタジオ録音でも、その場の怪異談を楽しんでいただければ、幸いです。
シリーズの中には、滑稽怪談や、細工の名人の不思議な話など入っていますが、これも彩りの一つと捉えていただきますように…。 あなただけの耳に、心を込めた怪異談を流し込みますので、どうぞ、宜しくお付き合い下さいませ。

内容紹介
「一眼国」(いちがんこく)(15分)
日本昔話か、仏教説話が土台になっているのでしょう。人間から不思議な物を見てみた いという感情が無くならない内は、このネタは語り継がれるでしょうし、オチが見事に決まる逸品です。

「栄華の夢」(えいがのゆめ)(16分)
戦前に刊行された落語の速記本の片隅に眠っていたネタですが、いろんな要素を入れ込 んで、楽しみながら演じられます。現実的な世界に、夢が交錯して、独特の雰囲気を醸し出しているだけに、他の落語とは一線を画していると言えましょう。

「外法頭」(げほうあたま)(22分)
東京落語の「なめる」に似ていますが、江戸時代に流行った開帳や、船幽霊の逸話を採 り入れ、かなりドラマチックに仕上がっています。怪異談でありながら、人情噺の要素も濃厚。未来永劫、語り継がれて行ってもらいたい落語です。

「高台寺」(こうだいじ)(14分)
全国各地に「子育て幽霊飴」という怪奇伝説が残っていますが、殊に京都の逸話が有名 で、令和の今日も幽霊飴の店があります。「高台寺」は、幽霊飴の伝説に、豊臣秀吉の菩提寺を絡ませた落語として成立しました。滑稽な内容に、人情が滲み出る一席。

「死ぬなら今」(しぬならいま)(13分)
上方落語の名人と言われた二代目桂三木助から、東京落語の八代目林家正蔵に移され、 再び、上方落語の先代(三代目)桂文我に伝えられたという、大阪と東京の間を行きつ戻りつした、ユニークなネタです。

「死神」(しにがみ)(31分)
幕末から明治中期まで、東京落語界の大立者として君臨した三遊亭圓朝が、イタリアオ ペラを焼き直したネタとも、グリム童話が原話とも言われています。何方にしても、ヨーロッパのアイデアが土台になっている、洒落た内容の落語と言えましょう。©2021 Katsura Bunga
エンターテインメント・舞台芸術

桂文我 怪噺 五に寄せられたリスナーの声

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ナレーション
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ストーリー
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