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『牛若と弁慶』のカバーアート

牛若と弁慶

著者: 楠山正雄
ナレーター: 清水 美千代
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あらすじ・解説

むかし、源氏と平家が戦争をして、お互いに勝ったり負けたりしていた時のことです。源氏の頼朝に、一番小さい牛若が生まれたばかりの頃、家来に殺されてしまいました。子供を連れて逃げていた頼朝の奥方である常盤御前。常盤を見つけようと必死な平の清盛は、常葉の母、関屋を問い詰めます。それを聞いた常盤は清盛に名乗って出ました。何とか許され、大きくなって他の兄弟と同じように寺にやられた牛若は、父、頼朝が殺された事情をわかるようになります。牛若は、敵を討つため剣術に励んでいました。その頃、比叡山に、とても強いお坊さん、弁慶がいました。小さい頃から気性が荒く強い弁慶は、五条の橋の上で強さを誇示し泥棒を繰り返していました。その評判を聞いた牛若は、弁慶に会おうと、白い直垂に笛を吹き歩いていきました。五条の橋の上、すれ違った弁慶は、子供と思いきや太刀に気づき、牛若の行く手を阻みます。しかし、剣術の長けた牛若に弁慶は敵いません。そして、牛若の正体を知り、二人は、主従の約束を交わすのでした。
©サウンズネクスト (P)サウンズネクスト

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