『突きの鬼一』のカバーアート

突きの鬼一

(小学館)

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突きの鬼一

著者: 鈴木 英治
ナレーター: 宮田 浩徳
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このコンテンツについて

尾張徳川家の北隣、美濃北山三万石のあるじ百目鬼一郎太の楽しみは月に一度の賭場通いだ。九歳のみぎり、江戸下屋敷の中間部屋で博打を見聞して以来二十年、負けたことがない。どういう天の配剤か、賽の目が事前に脳裏に浮かぶのだ。もっとも、一郎太には別の目論見もあった。密かに城下に遊べば、民百姓の本音が聞けるからだ。北山藩は特産の寒天が藩の財政を底上げして、実収十万石。だが、年貢は依然として六公四民で、藩は百姓の犠牲の上に胡坐をかいていた。そこで一郎太が百年の計として打ち出した年貢半減令だったが、これが大きな災厄をもたらすことになる。ある晩、秘密の抜け穴を通り、城下外れの賭場に現れた一郎太は数十人の暗殺隊に襲撃される。頭格は大垣半象、北山三羽烏といわれた二天一流の遣い手で、国家老・黒岩監物の配下だ。突きの鬼一と異名をとる一郎太は二十人以上を斬り捨てて虎口を脱するが、襲撃者の中に年貢半減令に賛同する城代家老・伊吹勘助の倅・進兵衛がいたことに愕然とする。忸怩たる思いの一郎太は藩主の座を降りることを即刻決意、実母・桜香院が偏愛する重二郎に後事を託して江戸に向かう。だが、事はこれでは収まらなかった。©Eiji Suzuki 2018 (P)2023 Audible, Inc. 歴史小説

突きの鬼一に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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すごく聴きやすく良い声

就寝時にも静かな語りで聴きやすく、すごく良い声です。
他の作品にもご活躍頂きたいと思います。

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良かった

この後の展開が気になる
なかなか面白い
ナレーションも良い
続編も気になる

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    1 out of 5 stars
  • ナレーション
    3 out of 5 stars
  • ストーリー
    1 out of 5 stars

辻褄合わず。。

不思議に思う点が多い話。

1.国を富ませるには民を一番にと志している殿様が民の心を知りたいと博打場に行く

2.殿を暗殺しようとした家臣の親である忠義の家老は切腹させるのに陰謀を企んだ家臣には江戸へ去る前に挨拶に出向く

…最後まで聴いていないのでレビューを書く資格がないと言われてしまえばそれまでですが後半を飛ばし聞きしてしまいました。

一応皆のことを考えて頑張るけれど決め方がワンマンであり反対に合うと“ボクさえいなくなればいいんだね…”なのでしょうか。

自分の考えに信念があり領民や自国のあり方に対して責任を感じているならば博打を打ったりバサバサ人を切る前にもっとするべきことが沢山あると思います。

この作品には武士が存在しない。

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  • 総合評価
    3 out of 5 stars
  • ナレーション
    3 out of 5 stars
  • ストーリー
    4 out of 5 stars

漢字の読みは正しいのでしょうか?

上手なナレーションなのですが一つ気になる点があります。多分原本では「面を」なっているのでしょうが、これを全部「つらを」と読まれている点です。原本でルビを振られているのなら作者の問題で仕方ありませんが、ヤクザなら「ツラをあげる」がふさわしいでしょうが武士なら「オモテをあげる」のような気がします。
オーディオブック全体に言えることですが本の校正に較べると読みの校正がかなり杜撰なような気がします。ストーリーが良く、ナレーターも上手なのに、読み間違いに気がつくととたんに興味が冷めてしまいます。オーディオブックにもぜひ読みの校正を導入して欲しいと思います。

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