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講談 古典怪異譚 十八

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講談 古典怪異譚 十八

著者: 旭堂 南湖
ナレーター: 旭堂 南湖
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このコンテンツについて

上方講談 古典怪談の世界

番町皿屋敷 その7「花魁の敵討ち」(29分)
恋に狂った青山主膳。寵愛していたお菊を用人、相川忠太夫の差し金で斬った。お菊の妹、大淀花魁が町奴の唐犬権兵衛に身請けをされると聞き、これを途中で奪い取ったが、お菊の亡霊が唐犬権兵衛をいざない、大淀は助けられた。

番町皿屋敷 その8「大団円 解脱成仏」(19分)
青山主膳の屋敷跡は住む人もなく、主膳が切腹をしてから一年。草ぼうぼうと生い茂り、陰にこもって薄気味が悪い。隣屋敷に住む大久保彦六がここを通りかかると、長屋窓から覗いている水もしたたるいい女。彦六がその女の正体を見届けようと、門内へ入ると
「一まーい、二まーい、三まーい……」

左甚五郎の龍(19分)
「名人は上手の坂をひとのぼり」という言葉があります。世の中に上手な人はたくさんいますが、これが名人となると少ない。左甚五郎はまさしく名人でありました。なんで左というのか。飛騨の高山から出たので名字を左にしたとか、またノミは左手に持つ。この甚五郎は左で持つノミが誠に上手であったところから左としたとか。

水戸黄門珍遊記 その1「地獄から蘇った男」(18分)
実は水戸黄門漫遊記は大阪の講談師が考えた物語なのです。
その黄門さんに助さん、格さん、二人のお供をつけて、諸国を歩かせたのが講談師なんです。
旅をしながら、珍しい人物、不思議な事件に出会う内容。毎回、一話完結になっていまして、怪奇趣味のある話も多く、また男性が読者ですから、エロチックな場面も出て参ります。さて、令和の現在ではどのような感想を持たれるでしょうか。


水戸黄門珍遊記 その2「魂の入った革袋」(15分)
水戸黄門珍遊記 その3「巻きつく美女」(16分)


旭堂 南湖(きょくどう なんこ)
講談師。
1973年生まれ。滋賀県出身。
大阪芸術大学大学院修士課程卒業。

1999年、三代目旭堂南陵(無形文化財保持者・2005年死去)に入門。
2003年、大阪舞台芸術新人賞受賞。
2010年、文化庁芸術祭新人賞受賞。
2015年、『映画 講談・難波戦記-真田幸村 紅蓮の猛将-』全国ロードショー。主演作品。
2019年、CD「上方講談シリーズ4 旭堂南湖」発売。「血染の太鼓 広島商業と作新学院」「太閤記より 明智光秀の奮戦」収録。©2024 PanRolling
アート

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