『高橋御山人の百社巡礼/其之六拾六 島根・石見 「デビルバスター」で神楽の国の幕開く』のカバーアート

高橋御山人の百社巡礼/其之六拾六 島根・石見 「デビルバスター」で神楽の国の幕開く

石見の国は神楽の国!今も広く支持される神楽の筋書きの如く、発祥は魔物退治にあり

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高橋御山人の百社巡礼/其之六拾六 島根・石見 「デビルバスター」で神楽の国の幕開く

著者: 高橋 御山人
ナレーター: 高橋 御山人, 盛池 雄峰
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このコンテンツについて

島根県西部・石見の国は、今も神楽の盛んな地域である。「石見神楽」と総称され、速いテンポと激しい踊り、派手な衣装とスモークや花火等の特殊効果、力強い口上と魔物退治が中心の血湧き肉躍るストーリー等々、娯楽性が高いもので、石見地方一帯において、世代を超えて支持されている。上演頻度も非常に高い。新たな演目が創作される事もある。つまりは、津軽三味線や沖縄の島唄のような、今も「生きている」郷土芸能なのだ。高橋御山人は、これまで石見地方の様々な神社で何度も神楽を観て来た。毛布にくるまって徹夜で観た事もある。今回観たのは川本町・武明八幡宮での奉納神楽だ。地元の城跡を題材とした創作演目「丸山築城」も上演された。当地周辺には、石見神楽の源流となる大元神楽も伝わっている。これは数年に一回だけ上演され、テンポもゆるやかで、神憑りによる託宣が下りることもある、神事としての色合いが濃いものである。神楽は、明治になって政府が禁じるまで、神職や山伏等の宗教者が演じる、神事そのものだったのである。さて、こんな魔物退治の神楽が盛んな「石見」の地名由来も、また魔物退治の神話にある。八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)が魔石を討った事によるといい、その岩は今も邑南町・八色石(やいろいし)の龍岩神社に鎮座する。石見の国は「活劇」の国だ。(C)高橋御山人2016 旅行記・解説

高橋御山人の百社巡礼/其之六拾六 島根・石見 「デビルバスター」で神楽の国の幕開くに寄せられたリスナーの声

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