[10巻] 稲森夜話 聴かなければよかった話 十
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ナレーター:
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稲森 誠
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著者:
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稲森 誠
このコンテンツについて
幼少のころから不思議な体験を数多くした稲森の実話をもとに構成され、その全てが実体験。
本人が体験したからこそ語ることのできる、細部にわたる生の臨場感には定評がある。
ただ恐ろしい・怖いだけではなく、怪談の風情を楽しめる語りが特徴。
本職が俳優である稲森の叙事あふれる話し方は、怪談の枠を越えて、男女を問わず支持されている。
内容紹介
【まよひがの館】(35分)
小学生の時分、近所にお気に入りの大きな洋館があった。ピアノの音が聞こえてくるそんなお屋敷に、子ども心にあこがれを抱き、登下校時に回り道してまで眺めに行ったものだった。
大人になって久しぶりに実家に戻った時、ふと思い出して訪ねてみると、あの家は昔のままだった…。そのまますぎるくらいに。
【漆黒の闇の中】(13分)
子供のころから好きだった、深夜放送が終わった後のテレビの砂嵐。目を瞑ると、漆黒の闇が訪れる。でもその闇は、別の世界。戻ることの出来ない闇の世界…。
【押し入れ】(24分)
若い頃、下宿先を探していた私はどうしても金が無く、不動産屋さんの「少々難ありなんですが」といいつつ見せてくれた物件…。
押し入れの紙が何度張り替えても浮いてくる。
あるとき、何気に押し入れを開けた時、そこには壁に向かって正座をしている老人が…。
【水子】(19分)
昔の友達で、ある女の子の話。
その子は若い時からいわゆる不良と呼ばれていた。
子供も2回ほどおろしていたのだが、彼女が大人になり、かねてより付き合っていた男と結婚をした。その後、子供が生まれたから見に来てほしいと病院に行ってみると…。
【水面に映る男の顔】(21分)
昔、友人と皆でキャンプに行ったときのこと。
あまりにも小川のせせらぎが綺麗で、私はその流れを思わず覗きこんだら…。そこには自分じゃない、別の男の顔があり…。©2020 Makoto inamori
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