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サマリー
あらすじ・解説
今回と次回の二回にわたって、早稲田大学法学学術院の和仁かや教授をゲストに、「江戸の罪と罰——幕府が悩んだ量刑判断」をテーマにお届けします。
時代劇で描かれるような即決の処刑とは異なり、江戸時代の裁判は実情に即した慎重な判断が行われていました。
加害者・被害者の年齢や関係性、生活状況などを考慮した量刑判断や、厳格な刑罰に対する江戸時代の裁判官たちの柔軟な解釈、さらに「公事方御定書」に基づく判断の実態から、江戸時代の法と現代の法制度を比較し、その違いを実感しながら、当時の司法の独自性を深く掘り下げていきます。
書き起こしは
https://www.waseda.jp/top/other/109442
をご覧ください。
ゲスト:和仁 かや
東京大学法学部第3類(政治コース)卒業。東京大学大学院法学政治学研究科基礎法学専攻博士課程を単位取得退学後、日本学術振興会特別研究員、神戸学院大学法学部、九州大学法学部勤務を経て、2018年9月から早稲田大学 法学学術院教授。現在のご専門は、日本法史(日本法制史)、とりわけ江戸時代の法・裁判制度。
ホスト:城谷 和代
研究戦略センター准教授。専門は研究推進、地球科学・環境科学。 2006年 早稲田大学教育学部理学科地球科学専修卒業、2011年 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了 博士(理学)、2011年 産業技術総合研究所地質調査総合センター研究員、2015年 神戸大学学術研究推進機構学術研究推進室(URA)特命講師、2023年4 月から現職。