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サマリー
あらすじ・解説
2025年4月後半から5月前半にかけての星空案内です。
0:40
この春から明けの明星となった金星。4月末には最大光度となります。午前中のうちに南にやってくるので、すっきりと晴れた日には、昼前に青空の中に見つけられるか挑戦してはいかがでしょう。金星の明るさの理由の一つは0.78という高い反射能。金星を覆う厚い大気が太陽の光をよく反射します。金星表面上では90気圧にもなる二酸化炭素が主成分の大気は、その温室効果によって昼夜問わず460度という高温の世界を作り出しています。
5:35
西の空に傾いてきた火星は反射能0.16。赤さびを多く含む大地が広がっています。5月のゴールデンウイークのころには、かに座のプレセぺ星団に並んで見えます。3日から6日頃にかけて日々、星団との位置関係も変わって見えるので、双眼鏡でご覧ください。なるべく空の暗いところがおすすめです。
7:54
黄道12星座のなかで一等星をもつのは5つ。今は西の空に残るアルデバラン(おうし座)、ポルックス(ふたご座)、南から東側のレグルス(しし座)、スピカ(おとめ座)の4つを見渡せます。このあとアルデバランが沈んだ後、東からアンタレス(さそり座)が昇ってくるので、入れ替わってまた4つ。今の宵空は一等星を持つ星座を一番多くみられる時期といえます。自分の誕生星座があれば探してみては。
プラネタリウム一夜語
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