エピソード

  • #025 21世紀のユタが答えてくれること【ゲスト:ナカダさん(後編)】
    2024/04/06

    先週に引き続き、沖縄出身のナカダさんに実体験を伺っています。

    よくないことが降りかかったとき、その意味を知りたいと思うのは人類に普遍的な発想なのかもしれないね。

    ゲスト:ナカダさん

    沖縄出身の20代。中村の元同期であり、現在はオタク仲間。

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    35 分
  • #024 沖縄の民間療法と現代のリアル【ゲスト:ナカダさん(前編)】
    2024/03/26

    琉球王国。


    関東育ちのアラサーにとっては、独自の伝統と文化を現代に遺す神秘の響きである。


    しかし実際のところ、「沖縄のユタ」はどのように現代に存在しているのだろうか。

    そんな素朴な好奇心から、その文化の内側にいる沖縄出身の同世代に話を聞いてみました。


    ゲスト:ナカダさん

    沖縄出身の20代。中村の元同期であり、現在はオタク仲間。


    本編で出てきた沖縄語

    ・フーチバー:ヨモギの一種

    ・ぬちぐすい:「命の薬」という意味

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    26 分
  • #023 人を癒す術:その営みの豊かさと普遍性【ゲスト:muroさん(後編)】
    2024/03/17

    医療とは、苦痛を抱える人を癒す術だ。


    そこに立ち返った時、近代的な社会制度に生きる私たちに"近代科学に基づかない"医療行為が教えてくれること。


    それは、人間の営みは多様な在り方に開かれているのだという素朴な事実である。



    今回は、西洋近代史を中心に勉強してきた中村が、文化人類学のバックグラウンドを持つmuroさんをゲストに迎え、医療人類学の視点を教えてもらいました。


    ゲスト:muroさん(@ryunosukemuro)

    ライター・リサーチャー。専攻は文化人類学。九州大学人間環境学府博士後期課程を単位取得退学後、在外公館やベンチャー企業の勤務を経て独立。個人ゼミ「le Tonneau」を主宰。経営者やコンサルタント向けに研修や勉強会を実施したりすることも。Podcast番組「どうせ死ぬ三人」「のらじお」を配信中。

    最近は会社を調べて社史を書いたりしている。


    なお、中村は絶賛花粉症のため聞き苦しく申し訳ありません。

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    35 分
  • #022 人々の営みとしての健康:医療人類学とは【ゲスト:muroさん(前編)】
    2024/03/05

    ある文化では病とされる症状が、別の文化では単なる人間の状態の一つと見なされる。

    ある社会では生きている人間が、別の社会では死んでいるかもしれない。

    医療行為を人間の営みであるところの"文化"として相対化し、健康をめぐる諸問題に対峙する。

    今回は、西洋近代史を中心に勉強してきた中村が、文化人類学のバックグラウンドを持つmuroさんをゲストに迎え、医療人類学の視点を教えてもらいました。



    ゲスト:muroさん(@ryunosukemuro)

    ライター・リサーチャー。専攻は文化人類学。九州大学人間環境学府博士後期課程を単位取得退学後、在外公館やベンチャー企業の勤務を経て独立。個人ゼミ「le Tonneau」を主宰。経営者やコンサルタント向けに研修や勉強会を実施したりすることも。Podcast番組「どうせ死ぬ三人」「のらじお」を配信中。

    最近は会社を調べて社史を書いたりしている。

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    38 分
  • #021 市民に愛され続けて600年 欧州最古の薬局に行ってみた
    2023/12/28

    エストニアの首都タリンには、1422年から営業を続ける欧州最古の薬局があります。その名もRaeapteek。

    中世の面影と伝統を残しつつ、現代の観光客向け(?)にオリジナルグッズを販売する遊び心も。

    600年もの間、市民の健康の拠り所としてタリンを見守り続けた薬局と薬剤師の姿をお届けします。


    【参考文献】 / アン・ルーニー(2014)『医学は歴史をどう変えてきたか:古代の癒やしから近代医学の奇跡まで』東京書籍

    /坂井 建雄(2019)『図説 医学の歴史』医学書院

    /奥田潤, 川村和美, 大澤匡弘(2020)「北欧エストニアで 1422 年より現存するタリン市会館薬局─ 598 年の歴史─」日本薬史学会, 薬史学雑誌, 55 (2), 210-217

    /Raeapteek 公式HP https://raeapteek.ee/en/

    /日本薬剤師会「医薬分業とは」https://www.nichiyaku.or.jp/activities/division/about.html (2023/12/25)

    /「17 enchanting Christmas markets in Europe for 2019」https://www.europeanbestdestinations.com/christmas-markets/max-res-2024-xmas/european-best-christmas-markets-2019/ (2023/12/25)

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    18 分
  • #020 ロシアの遺産と21世紀の狭間で ーリガ医療史博物館ー
    2023/12/21

    ラトビアの医療を支えた医師Pauls Stradinš。彼の遺志を受け継ぐ医療史博物館(Paula Stradiņa medicīnas vēstures muzejs)に行ってきました。

    共産主義の支配からの独立を経て、これからの博物館の在り方を模索し続けています。(本編では触れていませんが障がいに関する特別展示もありました。)

    しかし大変残念なことにラトビア語が読めなかったので、私の感想を語ります。


    本編中で名前が出た人々:パウルス・ストラディンジュ、イリヤ・メチニコフ、ウィリアム・ハーヴェイ、マルチェロ・マルピーギ、ミシェル・セルヴェ、イブン・シーナー、アンドレアス・ヴェサリウス、ルドルフ・フィルヒョウ、ジョゼフ・リスター、イグナーツ・ゼンメルヴァイス


    【参考文献】

    /坂井 建雄(2019)『図説 医学の歴史』医学書院

    /ヴォルフガング・エッカルト(2014)『医学の歴史』東信堂

    /Pauls Stradiņš (wikipedia) https://en.wikipedia.org/wiki/Pauls_Stradi%C5%86%C5%A1 (2023/12/17)

    /Viesīte (wikipedia) https://en.wikipedia.org/wiki/Vies%C4%ABte (2023/12/17)

    /Paula Stradiņa medicīnas vēstures muzejs https://www.mvm.lv/en (2023/12/17)

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    20 分
  • #019 イタイイタイ病が人々の心にもたらしたもの
    2023/09/17

    8月に富山のイタイイタイ病資料館に行ってきたので、そこで学んだことを話していきます。

    初めて認定された公害病|身も心も蝕む病|病は"前世の報い"ではなかった

    【参考文献】

    /イタイイタイ病資料館 常設展示(2023/08/25訪問)

    /富山県公式HP「イタイイタイ病とは」https://www.pref.toyama.jp/1291/kurashi/kenkou/iryou/1291/100025/100026.html(2023/09/03)

    /読売新聞オンライン「イタイイタイ病、7年ぶり患者認定…従来の判断根拠「骨生検」経ず」https://www.yomiuri.co.jp/national/20220817-OYT1T50055/(2023/09/03)

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    23 分
  • #018 【糖尿病④】糖尿病学の発展の先にあるものとは
    2023/09/10

    インスリンの発見以降、糖尿病は”共生できる病"になった。それを裏で支える存在。そして、今向き合うべき課題とは。

    製薬企業の存在感|利潤追求と倫理|患者へのスティグマ

    【参考文献】

    /ギル ポール(2016)『50の事物で知る図説医学の歴史』原書房

    /酒井 シヅ(1998)「歴史から見た糖尿病との闘い」糖尿病, 41 巻 2 号 p. 89-93

    /坂井 建雄(2019)『図説 医学の歴史』医学書院

    /坂本 信夫(1990)「糖尿病と歴史」日農医誌,38巻6号, p.1091~1095

    /槇野 博史, 堀田 饒, 大森 安恵, 八木橋 操六(2015)「第 49 回糖尿病学の進歩記録〈世話人特別企画〉歴史で学ぶ糖尿病」, 糖尿病, 58 巻 10 号 p. 741-744

    /日本糖尿病学会(2022)『糖尿病治療ガイド2022-2023』文光堂

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    18 分