• #066 ミヒャエル・エンデ『モモ』① 概要編:『アニー』『家なき子』『ピグマリオン』を参考に

  • 2024/02/26
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#066 ミヒャエル・エンデ『モモ』① 概要編:『アニー』『家なき子』『ピグマリオン』を参考に

  • サマリー

  • 氷砂糖のふたりを引き合わせた(!?)ミヒャエル・エンデの『モモ』を材料に、いろんなことを話します。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ホームページ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Txitter⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 【目次】 ○ミヒャエル・エンデの『モモ』について語る ・ 本のかんたんな説明 ○お茶の話 ・「ちょいちょいお茶をくれる友達」の存在は人生の豊かさの証明? ・お茶をゆっくりと飲む時間が大切 ○『モモ』とはどんな作品か ・「時間どろぼう」「時間貯蓄銀行」という概念 ・ジャッキーさんとぷにょさんの出会いのきっかけ ・1973年に出版(オイルショックの年) ・心をなくしてしまった現代人への警鐘? ・反政府的な内容として発禁処分になった?  ・勤労意欲とかを削ぐような内容 ・「そんながむしゃらに働いて幸せですか?」 ・1973年に日本では高度成長が止まる ・拡大、成長路線の見直し → スローライフ、ていねいな暮らしのほうへ その元祖が『モモ』? ○モモってどんな女の子? ・聞く力がある ・岸田文雄首相の話 ・「あの人ですか、あのメガネの?」 ・ちょっとサイコパスじゃないと決断が下せない? ・政治とは!(氷砂糖らしからぬ?話題) ・モモの話の聞き方は ・文庫版23~24ページあたりを参照 ・引き出したり質問をしたりするわけではないのに、話しているほうは「きゅうに自分の意思がはっきりして」くる ・「おれはおれなんだ」「おれはおれなりにこの世の中で大切なものなんだ」と思える ・モモは浮浪児です ○『アニー』や『家なき子』との比較 ・孤児院を抜け出して、ホームレスたちと歌って踊る……そこまではジャッキーさんは『アニー』が好きだった 「これからとんでもない冒険がはじまるぞ!」ところが…… ・そのあとお金持ちに引き取られ、『マイ・フェア・レディ』のようなシンデレラ・ストーリーになっていく ・アメリカ的なサクセス・ストーリー 物質的な豊かさに向かって ・『アニー』の初演(ブロードウェー)は1977年 ・安達祐実主演『家なき子』(1994)との類似性 ・「同情するなら金をくれ」 ・ケーキを食べております ケーキとは、『家なき子』で菅井きん演じる「ババア」の名台詞によると「見栄と体裁の砂糖のかたまり」 ・『家なき子』のリュウと『アニー』のサンディ ・『家なき子』のいじめっ子「真弓」は『アニー』の主演だった ・1994年は暗い時代だった その暗さの象徴的なドラマ ・オイルショック時に現れた少女、モモと通じる? ・時代は物語を必要とする ・すずは「けなげな少女」か「犯罪者」か ・安達祐実さんの凄さ ・少女というのは時代や文化を象徴するもの ・最も理不尽な状況にいるから?どうにもならないのに影響だけは受ける存在 ・少年は破天荒にぶち壊して進んでいける描き方がなされがち ・すずは破天荒で、自分の力で未来を切り開ける存在だったかもしれない(アニーが破天荒なのは序盤だけ!) ・なぜアニーだけが選ばれ、ほかの孤児たちは選ばれないのか ・これが現実や! ○バーナード・ショー『ピグマリオン』のこと ・オードリー・ヘップバーン主演『マイ・フェア・レディ』の原作 ・『マイフェア』ではヒギンズとエライザは結ばれるが、原作(『ピグマリオン』)ではエライザはヒギンズを見限って出ていく ・『女王陛下のお気に入り』で描かれるのも、アン女王への愛というよりは野心だった ・日本人の「恩返し」好き 愛が報酬である ・『アニー』会場のおぞましさ ・多くの人から選ばれる、という幸福観 ・教育や受験の仕組みもそうなっている(「学校が悪いです」) ・バンドのライブとか見てても思います ・ホストクラブもおなじ ・その気持ちにつけ込んでお金を儲けるのはたやすい ○一方、モモがやっていることは ・誰と比べるでもなく、「おれはおれなんだ」と思える幸福に気づかせる ・『モモ』文庫版23~24ページに書いてある重要なこと ・こういう態度を夜学バーというお...
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あらすじ・解説

氷砂糖のふたりを引き合わせた(!?)ミヒャエル・エンデの『モモ』を材料に、いろんなことを話します。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ホームページ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Txitter⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 【目次】 ○ミヒャエル・エンデの『モモ』について語る ・ 本のかんたんな説明 ○お茶の話 ・「ちょいちょいお茶をくれる友達」の存在は人生の豊かさの証明? ・お茶をゆっくりと飲む時間が大切 ○『モモ』とはどんな作品か ・「時間どろぼう」「時間貯蓄銀行」という概念 ・ジャッキーさんとぷにょさんの出会いのきっかけ ・1973年に出版(オイルショックの年) ・心をなくしてしまった現代人への警鐘? ・反政府的な内容として発禁処分になった?  ・勤労意欲とかを削ぐような内容 ・「そんながむしゃらに働いて幸せですか?」 ・1973年に日本では高度成長が止まる ・拡大、成長路線の見直し → スローライフ、ていねいな暮らしのほうへ その元祖が『モモ』? ○モモってどんな女の子? ・聞く力がある ・岸田文雄首相の話 ・「あの人ですか、あのメガネの?」 ・ちょっとサイコパスじゃないと決断が下せない? ・政治とは!(氷砂糖らしからぬ?話題) ・モモの話の聞き方は ・文庫版23~24ページあたりを参照 ・引き出したり質問をしたりするわけではないのに、話しているほうは「きゅうに自分の意思がはっきりして」くる ・「おれはおれなんだ」「おれはおれなりにこの世の中で大切なものなんだ」と思える ・モモは浮浪児です ○『アニー』や『家なき子』との比較 ・孤児院を抜け出して、ホームレスたちと歌って踊る……そこまではジャッキーさんは『アニー』が好きだった 「これからとんでもない冒険がはじまるぞ!」ところが…… ・そのあとお金持ちに引き取られ、『マイ・フェア・レディ』のようなシンデレラ・ストーリーになっていく ・アメリカ的なサクセス・ストーリー 物質的な豊かさに向かって ・『アニー』の初演(ブロードウェー)は1977年 ・安達祐実主演『家なき子』(1994)との類似性 ・「同情するなら金をくれ」 ・ケーキを食べております ケーキとは、『家なき子』で菅井きん演じる「ババア」の名台詞によると「見栄と体裁の砂糖のかたまり」 ・『家なき子』のリュウと『アニー』のサンディ ・『家なき子』のいじめっ子「真弓」は『アニー』の主演だった ・1994年は暗い時代だった その暗さの象徴的なドラマ ・オイルショック時に現れた少女、モモと通じる? ・時代は物語を必要とする ・すずは「けなげな少女」か「犯罪者」か ・安達祐実さんの凄さ ・少女というのは時代や文化を象徴するもの ・最も理不尽な状況にいるから?どうにもならないのに影響だけは受ける存在 ・少年は破天荒にぶち壊して進んでいける描き方がなされがち ・すずは破天荒で、自分の力で未来を切り開ける存在だったかもしれない(アニーが破天荒なのは序盤だけ!) ・なぜアニーだけが選ばれ、ほかの孤児たちは選ばれないのか ・これが現実や! ○バーナード・ショー『ピグマリオン』のこと ・オードリー・ヘップバーン主演『マイ・フェア・レディ』の原作 ・『マイフェア』ではヒギンズとエライザは結ばれるが、原作(『ピグマリオン』)ではエライザはヒギンズを見限って出ていく ・『女王陛下のお気に入り』で描かれるのも、アン女王への愛というよりは野心だった ・日本人の「恩返し」好き 愛が報酬である ・『アニー』会場のおぞましさ ・多くの人から選ばれる、という幸福観 ・教育や受験の仕組みもそうなっている(「学校が悪いです」) ・バンドのライブとか見てても思います ・ホストクラブもおなじ ・その気持ちにつけ込んでお金を儲けるのはたやすい ○一方、モモがやっていることは ・誰と比べるでもなく、「おれはおれなんだ」と思える幸福に気づかせる ・『モモ』文庫版23~24ページに書いてある重要なこと ・こういう態度を夜学バーというお...

#066 ミヒャエル・エンデ『モモ』① 概要編:『アニー』『家なき子』『ピグマリオン』を参考にに寄せられたリスナーの声

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