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サマリー
あらすじ・解説
世の中に溢れる様々なニュースの中から、 音に関する話題だけを番組独自の視点でピックアップしてお届けします。 まず一つ目のニュースです。 Jアラートの音はなぜあんなに不快なのか 分析してみた 隅々まで設計された音の秘密 https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2210/04/news125.html ITMediaニュース 10/4の記事です。 「10月4日午前7時22ごろ、北朝鮮から弾道ミサイルが発射され、政府は全国瞬時警報システム(Jアラート)で警戒を促した。地震発生時の警戒音はたまに聞くことがあるが、ミサイル発射時の音は聞くことも少なく、驚いた人が多いだろう。 Twitterでは「Jアラートの音怖い」「ドキッとしてしまう」「気持ち悪い」といった反応が見られた」 というわけで、この記事では、これらの警報音を不快に感じる理由を、 周波数分析や楽曲分析を行なって明らかにしようとしています。 サイレンの音は長二度の和音になって不協和音になってるとか、 周波数帯が高齢者でも聞き取りやすい高さに合わせているとか、 非常に興味深い記事なんですけど、 驚いたのは、みなさんおなじみの避難警報の時に流れる 短いメロディ、あれが伊福部達(とおる)さんっていう、 あの伊福部昭の甥にあたる方が作曲されてる、ということらしくて、 達さんは音響学にも関わるお仕事をされている工学者なんだそうです。 Wikipediaを読むと、ゴジラのテーマも検討してた時があるそうですけど、 ゴジラのテーマにならなくて、ほんと良かったと思います。 続いてのニュースです。 耳心地よい自然音の「ホワイトノイズマシン」が話題 リラックス効果や集中力アップも https://jocr.jp/raditopi/2022/10/19/455379/ ラジトピ 10/19の記事です。 「ストレスを軽減する効果がある、と言われている話題の音「ホワイトノイズ」。その音が流れるマシン『巫・造境(ウ ゾウキョウ)』がwebサイト「Makuake」にてクラウドファンディングを実施中。目標金額を開始わずか4日で達成するなど、ジワジワと注目されています。製造元である中国では一足早く8月31日に販売を開始。早くも話題になっています」 カセットテープ型のプレーヤー兼スピーカーが、 ホワイトノイズ再生マシンになっている、という商品ですね。 シンセで作った音ではなくて、自然の音で作られた、ということで、 聞き心地の良い音にするためにスピーカーもこだわって作られたみたいですけど。 今、音声素材をネットで検索すると、 川のせせらぎとか虫の声とか、いっぱい手に入るんですね。 このポッドキャストでも何度か使ったことありますけど。 それを、スピーカーかイヤホンで聴けば、 それでいいんじゃないかと思いましたけど、 それでいいとは思ってない方がいっぱいいて、 そういう人が購入してるんですから、 まあいいんでしょうね。 続いてのニュースです。 音の聴取による脳活動の変化に関する共同研究 https://info.ninchisho.net/archives/37387 認知症ねっと 10/24の記事です。 「ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(東京都千代田区)は、国立大学法人電気通信大学(東京都調布市)と、公立大学法人奈良県立医科大学(奈良県橿原市)と共同で、高齢者を対象にした、音の聴取による脳活動の変化に関する研究を開始しました。脳の特定のリズム活動(ガンマ波)を強める可能性のある「音」を用いた一般家庭向けのプロダクトの開発を進めていくとしています」 ガンマ波っていうのは、20Hz〜50Hzの脳波らしいですけど、 このガンマ波が認知症の進行と関わっているそうで、 脳のガンマ波を強めることで認知症を抑制できるんじゃないか それを音によって実現する、という研究なんだと思いますけど。 実際にマウスを使った実験で、 ガンマ波をマウスの脳に照射することで効果が見られたそうですね。 この研究で扱っている音が、一体どういうものなのか、 この記事からだけではよくわかりませんが、 もし効果があるのであれば、是非普及してもらいたいですね。 僕のような、最近物忘れが酷くて、みたいな人にも、 効くんでしょうか。 では本日最後のニュースです。 スマホが補聴器に 音を個別調整できるアプリ、「聞こえの...