• #67 音に関するニュース「音ニュー」2022年11月号

  • 2022/12/01
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#67 音に関するニュース「音ニュー」2022年11月号

  • サマリー

  • 世の中に溢れる様々なニュースの中から、 音に関する話題だけを番組独自の視点でピックアップしてお届けします。 まず一つ目のニュースです。 EMITが「音波」を動力源とする「水中カメラ」を開発! https://tabi-labo.com/304764/wt-mit-batteryfree-camera TABI LABO 10/29の記事です。 「学術雑誌『Nature Communications』に、「音波」を動力源とする水中カメラに関する論文が掲載された。 これによって、95%以上が観測されていないという海の生態系や環境などの調査が進められる可能性があるという」 音波が動力源と聞くとびっくりしますけど、 音波が起こす振動で発電してるということみたいですね。 それにしても微少な発電力なので、 一枚の写真を撮るにも、 RGBを分割して、時間をかけてキャプチャしないといけないみたいです。 言い換えると、時間さえかければ電源フリーで撮影できるということですから、 どんなに小さい自然エネルギーでも、 工夫次第で革新的なことができるということですよね。 あるべき未来のテクノロジーを示唆するような、 興味深い研究だと思いました。 続いてのニュースです。 音が快感「暴力ゴリラの脱走」をゲームにした凄み https://toyokeizai.net/articles/-/630193 東洋経済 11/5の記事です。 「テレビゲームはたいていコントローラーを持って画面のなかのキャラクターを動かすわけですが、優れた作品はこれらが一体化したかのように感じられるケースがあります。 例えば、敵を攻撃して倒したときに何も効果音が鳴らないと物足りませんが、「バシッ」と音が鳴れば気持ちよさすら感じられるのです。 昨今流行りの『スプラトゥーン3』も水鉄砲のようなブキを撃つ独特の音が用意されているうえ、相手を倒すとインクが破裂するような演出があって心地よい。こういった操作した結果に伴う表現があると、「自分がゲームのなかのものをきちんと動かしている」という実感が湧いてきます。 今回紹介する『エイプアウト』は、まさにそれを突き詰めたかのような作品です。プレーヤーが操作するのは、おりから脱出したゴリラで、敵はそれを止めようとする人間。ゴリラが逃げるために暴力を振るうのですが、それが快感になってくるようなゲームなのです」 記事の最後に宣伝の動画があって、プレイ画面も見られるんですけど、 ドラムのリズムがBGMになってて、敵というか、人間ですけど、 それを倒すと、シンバルがジャーン、と鳴るんで、 敵をなぎ倒すことで即興演奏が行われるような感じになってるんですね。 この手の音ゲーといえば、昔「Rez」っていう名作があって、 こちらはエレクトロダンスミュージックですけど、 敵を打つ音がBGMと融合して、 しかもやられてゲームオーバーとかもあまりなかったので、 何度も繰り返しプレイして、気持ち良くなってたのを思い出しました。 このゲームも楽しそうですね。やってみたいです。 続いてのニュースです。 東芝、機器の稼働音を解析して劣化の兆候を捉える「音響劣化推定AI」技術を開発 https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/1456214.html クラウドWatch 11/16の記事です。 「株式会社東芝は16日、機器の稼働音を解析し、劣化の兆候を高精度に捉える音響劣化推定AI「VAE-DE(Variational AutoEncoder-based Deterioration Estimation)」を開発したと発表した」 人間の可聴領域外の音の変化を、AIが聴き分けて、 故障の予兆を発見できる、という技術なんだそうです。 昔だとこういうことは、超ベテランの技術者とか職人さんが、 経験と実績のもとで予見できたりしたんだろうと思いますけど、 最早そういう超ベテランを囲い込んで使い込む、という体制が、 どの企業にも無くなっているんだろうなと思います。 人間の可聴領域外の音、と言いましたけど、 多分、昔の職人さんの文化が今もあったとすれば、 聴き分けられたんじゃないかと思うんですよね。 音は、耳だけで聴いているものではないので。 では本日最後のニュースです。 周囲の音を聞き漏らさない!狩猟用の音声増幅機能を搭載したPro Earsのワイヤレスイヤホン「Stealth28HT」 https://dime.jp/genre/1501137/ DIME 11/18の記事です。 「アメリカは「銃の国」である。 それは...
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あらすじ・解説

世の中に溢れる様々なニュースの中から、 音に関する話題だけを番組独自の視点でピックアップしてお届けします。 まず一つ目のニュースです。 EMITが「音波」を動力源とする「水中カメラ」を開発! https://tabi-labo.com/304764/wt-mit-batteryfree-camera TABI LABO 10/29の記事です。 「学術雑誌『Nature Communications』に、「音波」を動力源とする水中カメラに関する論文が掲載された。 これによって、95%以上が観測されていないという海の生態系や環境などの調査が進められる可能性があるという」 音波が動力源と聞くとびっくりしますけど、 音波が起こす振動で発電してるということみたいですね。 それにしても微少な発電力なので、 一枚の写真を撮るにも、 RGBを分割して、時間をかけてキャプチャしないといけないみたいです。 言い換えると、時間さえかければ電源フリーで撮影できるということですから、 どんなに小さい自然エネルギーでも、 工夫次第で革新的なことができるということですよね。 あるべき未来のテクノロジーを示唆するような、 興味深い研究だと思いました。 続いてのニュースです。 音が快感「暴力ゴリラの脱走」をゲームにした凄み https://toyokeizai.net/articles/-/630193 東洋経済 11/5の記事です。 「テレビゲームはたいていコントローラーを持って画面のなかのキャラクターを動かすわけですが、優れた作品はこれらが一体化したかのように感じられるケースがあります。 例えば、敵を攻撃して倒したときに何も効果音が鳴らないと物足りませんが、「バシッ」と音が鳴れば気持ちよさすら感じられるのです。 昨今流行りの『スプラトゥーン3』も水鉄砲のようなブキを撃つ独特の音が用意されているうえ、相手を倒すとインクが破裂するような演出があって心地よい。こういった操作した結果に伴う表現があると、「自分がゲームのなかのものをきちんと動かしている」という実感が湧いてきます。 今回紹介する『エイプアウト』は、まさにそれを突き詰めたかのような作品です。プレーヤーが操作するのは、おりから脱出したゴリラで、敵はそれを止めようとする人間。ゴリラが逃げるために暴力を振るうのですが、それが快感になってくるようなゲームなのです」 記事の最後に宣伝の動画があって、プレイ画面も見られるんですけど、 ドラムのリズムがBGMになってて、敵というか、人間ですけど、 それを倒すと、シンバルがジャーン、と鳴るんで、 敵をなぎ倒すことで即興演奏が行われるような感じになってるんですね。 この手の音ゲーといえば、昔「Rez」っていう名作があって、 こちらはエレクトロダンスミュージックですけど、 敵を打つ音がBGMと融合して、 しかもやられてゲームオーバーとかもあまりなかったので、 何度も繰り返しプレイして、気持ち良くなってたのを思い出しました。 このゲームも楽しそうですね。やってみたいです。 続いてのニュースです。 東芝、機器の稼働音を解析して劣化の兆候を捉える「音響劣化推定AI」技術を開発 https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/1456214.html クラウドWatch 11/16の記事です。 「株式会社東芝は16日、機器の稼働音を解析し、劣化の兆候を高精度に捉える音響劣化推定AI「VAE-DE(Variational AutoEncoder-based Deterioration Estimation)」を開発したと発表した」 人間の可聴領域外の音の変化を、AIが聴き分けて、 故障の予兆を発見できる、という技術なんだそうです。 昔だとこういうことは、超ベテランの技術者とか職人さんが、 経験と実績のもとで予見できたりしたんだろうと思いますけど、 最早そういう超ベテランを囲い込んで使い込む、という体制が、 どの企業にも無くなっているんだろうなと思います。 人間の可聴領域外の音、と言いましたけど、 多分、昔の職人さんの文化が今もあったとすれば、 聴き分けられたんじゃないかと思うんですよね。 音は、耳だけで聴いているものではないので。 では本日最後のニュースです。 周囲の音を聞き漏らさない!狩猟用の音声増幅機能を搭載したPro Earsのワイヤレスイヤホン「Stealth28HT」 https://dime.jp/genre/1501137/ DIME 11/18の記事です。 「アメリカは「銃の国」である。 それは...

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