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サマリー
あらすじ・解説
先日、リコーからPENTAX17という新しいフィルムカメラが発売されました。若い世代を中心にフィルムカメラの人気が再燃している今、満を持して登場したこのカメラ。しかし、本当に若者たちが求めていたものなのでしょうか?
PENTAX17はハーフフィルムカメラで、縦長の写真を撮ることができます。フィルムが高騰している昨今、1枚のフィルムで2倍の写真が撮れるのは経済的ですが、若者たちが本当に求めていたのは、機能性よりも「平成レトロ」なファッションアイテムとしてのカメラだったのではないでしょうか。
オリンパスミューシリーズ、コニカのC35、キャノンのオートボーイ、富士フイルムのカルディアミニ...。これらの人気カメラに共通するのは、可愛らしいデザインと手軽な価格です。1万円から3万円程度で手に入るこれらのカメラは、若者にとって手の届きやすいファッションアイテムと言えるでしょう。
PENTAX17のメーカー希望小売価格は10万円を超えます。この価格設定は、若者たちが気軽に手に取れるものではありません。彼らが本当に求めているのは、以前人気を博したKodakのEKTAR H35のような、1万円台で手に入るカメラではないでしょうか。
EKTAR H35は、発売当初は入手困難になるほどの人気を誇りました。現在では在庫も安定しており、1万円前後で購入可能です。フィルムが高価な今、ハーフフィルムカメラであることも魅力的です。
フィルムカメラの人気は今後も続くのでしょうか。そして、メーカーは若者のニーズに応えることができるのでしょうか。今後の動向に注目です。
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