新装版　ロードス島戦記

魔神戦争から30年、呪われた島ロードスに再び戦火の影が落ちる。武者修行の旅に出たパーンは、エルフのディードリット、魔術師スレインら仲間たちと試練を乗り越えていく。いつしか戦争を操る魔女の存在を知る。

英雄戦争から二年。パーンとディードリットは魔女カーラの行方を追って旅を続けていた。強力な魔法を操る者がいると噂を聞き、砂漠の国フレイムを訪れたふたりに、砂漠の蛮族と炎の魔神の脅威が襲いかかる！

戦乱おさまらぬロードス島。ベルド亡きあと、弱体化したマーモの騎士アシュラムは、太古の秘宝「支配の王錫」を求める旅に出たという。アシュラムの野望を阻止するためパーンの新たな冒険が始まる。

支配の王錫を求め、オルソンたち一行は自由都市ライデンへ。一方、火竜の狩猟場で古竜シューティングスターとの戦いに敗れたパーンたちも、復讐に燃えるカシュー王とともにライデンまで早馬を走らせる――

カシュー王に「アラニア王となれ」と焚きつけられたパーンは、王の資質について悩みながら混乱の極みにあるロードス南部に向かう。戦乱の渦中にある三つの王国で、パーンは王たちの戦いを目の当たりにする！

フレイムの城から秘宝「魂の水晶球」が奪われた。賊を逃した騎士見習いのスパークは、自由騎士パーンの助言も得て宝物奪還に燃える。賊を追跡する旅の途中、マーファの司祭ニースと運命の出会いを果たす。

邪神復活の扉たるニースは、黒の導師との対決を決意する。彼女を過酷な運命から救うべく、スパークは仲間とともに同行を申し出る。その頃、ロードス全土を揺るがす大戦も決着を迎えようとしていた――