『くだんのはは』のカバーアート

くだんのはは

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くだんのはは

著者: 小松 左京
ナレーター: 武川 智美
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このコンテンツについて

「くだんのはは」は、1968年に「話しの特集」で発表されました。『召集令状』と同様に、その物語の背景には、小松左京の戦争体験が大きく影響を与えています。
『くだんのはは』は、戦争末期のつらい日々を過ごす、小松左京の分身のような旧制中学の生徒である主人公の語りで、超自然的で恐ろしい「くだん」に纏わる、大きな渦のなかに吸い込まれるような、逃れがたい物語が展開されます。
ホラーとして大変評価が高いため、自身の作品集だけでなく、様々なホラーや幻想系のアンソロジーに選ばれ、未だに人気がある作品です。
作者、小松左京(こまつさきょう、大阪生まれ、1931年 - 2011年)は日本を代表するSF作家。1961年「地には平和を」でSF作家としてデビュー。「日本沈没」「復活の日」など映画化された長編の名作や、「ゴルディアスの結び目」などの短編小説の名作も多数執筆している。又、1970年の大阪万博のテーマ館のサブ・プロデューサー、1990年の国際花と緑の博覧会の総合プロデューサーを務めるなど、その才能は多岐にわたりました。©Komatsu Sakyo Library (P)2016 MBS
ホラー ミステリー

くだんのははに寄せられたリスナーの声

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ナレーション
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ストーリー
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昔の新潮社カセット文庫がいい

三十年くらい昔の新潮社カセット文庫の印象が強く引き込まれなかった。おばさんの印象的な冷たい言葉の抑揚、間のとりかたにも共感できない。残念。

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じりじりと近寄ってくる不気味さ

小松さんの原作を読むのは初めて。これは面白い。不可解に気づき始める不気味さ、近づいてしまう好奇心、考えまいとするたびに膨らむ想像、幻聴でも幻でもなく二階に存在する何か...引き込まれました。ナレーションも素晴らしい。下手な映画より何倍も惹き込まれた。 SF作家として存じていましたが、これはいやはや、文章が上手い。他の作品も読みたくなりました。

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小説とは違う。

高校生時分に小松左京にはまりほぼ全ての彼の著作を読み漁りました。お金がなく、古本屋に行っては安い単行本をひたすら買い求めました。
くだんの母はその中でも印象に残る作品でした。
小説を読むとは違った独特の印象です。殊に「おばさん」の鬼気迫る言葉は、小説よりもこころに響きます。ナレーションのうまさにも感動しました。
30年ぶりに小松左京先生の、小説とは違った世界観が得られました。ありがとうございました。
皆さまぜひいちど聞いてみてください。お勧めです。

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昭和の怪談

有名な怪談なので、是非読んでみたかった。
面白かった。
主人公が口コミを集めるあたりは、今の2chっぽくて、いつの時代も考え事は同じなんだなと思え、興味深い。

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ホラー小説の名作

昔読んだことがある作品でしたが、オーディブルでも楽しめました。古い作品なので描写に時代を感じますが、それでもおススメできる作品です。

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実際は4.5くらいの点数をつけたい

さすが巨匠。戦中から敗戦への重々しい空気感が巧みな文章で見事に描かれている。
やはり小説は文章が要なのだという当たり前のことを再確認させられた作品。

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