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  • 境界線

  • 著者: 中山 七里
  • ナレーター: 山口 恵
  • 再生時間: 9 時間 24 分
  • 4.8 out of 5 stars (222件のカスタマーレビュー)

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境界線

著者: 中山 七里
ナレーター: 山口 恵
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あらすじ・解説

映画化された『護られなかった者たちへ』に続く、社会派ヒューマンミステリー「宮城県警シリーズ」第2弾!
「誰にでも境界線がある。越えるか、踏みとどまるか」――中山七里
気仙沼市の海岸で女性の変死体が発見された。女性の遺留品の身分証から、遺体は東日本大震災の津波によって行方不明中の宮城県警捜査一課警部・笘篠誠一郎の妻だったことがわっかる。遺体の様子からその女性は発見前夜まで生きていたとわかり、笘篠はさまざまな疑問を胸に遺体と対面するも、遺体はまったくの別人だった。
捜査を続けているうちに新たな他殺体発見の一報が入る。果たしてこのふたつの事件の関連性はあるのか。そして、笘篠の妻の身元はなぜ騙られたのか。
東日本大震災による行方不明者と個人情報ビジネスという復興の闇と、震災によって引かれてしまった“境界線”に翻弄される人々の存在を照らし出す。「どんでん返しの帝王」・中山七里が挑む、慟哭必至の骨太の社会派ヒューマンミステリー小説。
©2020 Nakayama Shichiri (P)2024 Audible, Inc.

境界線に寄せられたリスナーの声

総合評価
  • 5 out of 5 stars
  • 星5つ
    174
  • 星4つ
    44
  • 星3つ
    3
  • 星2つ
    1
  • 星1つ
    0
ナレーション
  • 5 out of 5 stars
  • 星5つ
    178
  • 星4つ
    35
  • 星3つ
    2
  • 星2つ
    1
  • 星1つ
    3
ストーリー
  • 4.5 out of 5 stars
  • 星5つ
    163
  • 星4つ
    49
  • 星3つ
    3
  • 星2つ
    3
  • 星1つ
    1

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  • 総合評価
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  • ストーリー
    2 out of 5 stars

帯の『骨太のヒューマンストーリー』

良かったです。
ナレーションの方も素晴らしいのは勿論、ストーリーも凄く胸打たれました。当時震災をテレビ越しに他人事のように見ていた自分でしたが、震災のリアルが声と文章を通してありありと伝わってきて、改めて人間の無力さ、震災の被災さを突きつけられたようでした。
不良と真面目君の距離感、そして最後に不良君が1人の人間の変わりように辛い感情を抱くシーンには何か胸にくるものがありました。
聴き終わった時、自然と
いや〜良かった、なんか良かった
と独り言を言ってました。

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  • 総合評価
    5 out of 5 stars
  • ナレーション
    5 out of 5 stars
  • ストーリー
    5 out of 5 stars

東日本大地震の記憶

聴いていて切なく苦しくなる場面があります。
頑なで善良だった青年が犯罪者になってしまうのが悲しい。
護られなかった者達へを先に聴いていたので、五代はじめ登場人物の輪郭がはっきりしました。

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  • 総合評価
    4 out of 5 stars
  • ナレーション
    5 out of 5 stars
  • ストーリー
    4 out of 5 stars

ナレーションは上手い。

ナレーションが上手いので、安心して作品の中に入れました。

中山七里の安定した良い作品です。聞く価値あり、

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  • 総合評価
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  • ナレーション
    1 out of 5 stars
  • ストーリー
    5 out of 5 stars

津波が奪ったもの、残されたもの

津波が奪ったのは、人命や家屋だけではなかった。人々の道徳心や魂すらも洗い流してしまった。そのことが、この小説を通じて身に染みるように伝わってきた。

聴き終えた後、心の中で小さな波紋が何度も広がっていった。物語は災害と犯罪を題材にしているが、核心にあるのはもっと深い部分だ。人間が極限状態でどのように倫理観を保とうとするのか、あるいは保てないのか。その問いに触れるたびに、自分自身の内面もまた試されているように感じた。

犯人に対して抱くのは単なる憤りではない。むしろ、共感とも呼べない形容しがたい感情が胸の中で湧き上がる。その感情は、私自身の弱さや脆さに触れられるような痛みにも似ている。小説が作り出すこの感情の複雑さが、他のどの作品とも異なる体験を生み出している。

朗読は、まるで登場人物たちの感情が直接耳元に届いてくるかのようだった。声の抑揚や間合いが、登場人物の葛藤や絶望を生々しく伝え、その切実さがより強く胸に迫る。

災害や犯罪を描いているが、それだけでは終わらない。物語を読み進めるうちに、読者自身の倫理観や感情に問いを投げかける。その問いに対する答えは誰も持たないが、私たちはそれでも考え続けるべきなのだ。この作品が私にそう教えてくれたように。

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  • 総合評価
    5 out of 5 stars
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    5 out of 5 stars
  • ストーリー
    5 out of 5 stars

ラストがヤバイ!泣けました。

これは、面白い云々の作品では無い。
東日本大地震を生々しく描いた、記録として残しても良い作品だと思う。
出会えてよかった。

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    5 out of 5 stars
  • ストーリー
    5 out of 5 stars

誰も悪くないのに

中山七里さんが書かれる罪人は訳ありで魅力的。
歴史的背景の中で描かれているので、またしばらく経ってからも読みたくなりそう。

護られなかった、、
の続編です。

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  • ストーリー
    5 out of 5 stars

3.11の氷点下近い水温の濁流。流される赤いランドセルをただ眺めることしかできない絶望

震災で行方不明になった妻が海岸で自殺...そんなまさか?!自身も震災被害者であるベテラン刑事を襲った衝撃的な事件から始まり、最後は読者の期待を裏切らないドンデン返し。フィクションでありながら、この世界の新たな一面を知ることができたような喜び。素晴らしいコンテンツを生み出してくださることに感謝。

3作目も楽しみです。

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  • ナレーション
    5 out of 5 stars
  • ストーリー
    5 out of 5 stars

世の中の闇

震災で家族や仕事、住む場所を失くすということを
被災地の目線で考えさせられた。

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    4 out of 5 stars
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    4 out of 5 stars

三作目への布石?

宮城県警捜査第一課の刑事 笘篠が主人公の『護られなかった者達へ』に続くシリーズ2作目。
東日本大震災後の東京オリンピックに向けた建設特需へ、復興に必要な人員を取られ思うように復興が進まない宮城県での話。
タイトルの『境界線』は、震災した地域と震災しなかった地域、同じ地域でも震災で多くの物を失った人、何も失わなかった人などを分ける境界線を表している。
震災で亡くなった人が、突然死体で現れ、残された人達を翻弄する話。
震災で多くの物を失った人たちは、偽りの人生を生き、傷付き、命を落とす、とても悲しい人達の話。
2作連続して登場した『伍代』の過去が、震災後の状況描写に深みを与えています。
いつもの中山七里ワールドでは無い作品だと感じます。
おとなしめの展開は、三作目への布石なのではなどと深読みをしています。三作目も楽しみです。

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  • ナレーション
    4 out of 5 stars
  • ストーリー
    4 out of 5 stars

中だるみかな?

…と思っていたら本書の核心でした。
聴きごたえがあり、切ないというひと言では到底足りるわけない厚い内容です。
読後のスッキリ感はありませんが刑事の気持ちに一区切りがついたのは良かったのかなと思うことで自分を納得させました。

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