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怖くておもしろい 日本の名作怪談劇場 撰集 檜皮(ひわだ)~古典落語編~

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怖くておもしろい 日本の名作怪談劇場 撰集 檜皮(ひわだ)~古典落語編~

著者: 城谷 歩
ナレーター: 城谷 歩
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このコンテンツについて

「一眼国」(落語)(23分)
江戸の昔、両国は回向院の周りにはたくさんの見世物小屋が張られ賑やかだった。この見世物小屋を張っていた香具師はインチキまがいの出し物、見世物でお客が飽きるのを恐れていたある日の事、全国を旅している六部を家に泊めた。六部はあちこち旅しているから世にも珍しい物事を知っているだろうと思って聞いてみると「ここから三日ばかり行った先の森の中で一つ目の少女に出会った」という。香具師はさっそくその一つ目の少女を誘拐しに出かけて行ったのだが…。
「死神」(三遊亭円朝作)(27分)
むかし貧乏な夫婦が長屋に住んでいた。金の工面が出来ずに帰ってきた夫は家に入れてもらえず、再び外へふらふらとあてもなく歩き出すうち急に死んでしまいたくなる。大きな木の下で首をくくってしまおうかと悩んでいると、木の陰からよぼよぼの痩せっぽち、杖をついたみすぼらしい老人が現れ、聞けばこの夫と深い因縁でつながりのある死神だという。死んでしまうくらいの覚悟があるなら医者になれ、医者と言っても薬を飲ますんじゃない、病人に憑りついている死神の追い払い方を教えてやるからと気味悪く話しだす。
「もう半分」(落語)(24分)
永代の橋のたもとにあった小さな居酒屋には毎日、酒好きの俸手振りのおじいさんが酒を飲みにやってきた。いつも茶碗に半分ずつ酒を注いでもらっては「もう半分もう半分」と杯を重ねるのが特徴だったが、その寒い晩も良いだけ飲んで千鳥足で店を出て行った。店じまいをしようとするとおじいさんが座っていたところに風呂敷の包みが置いてある。中を見ればなんと五十両の大金が入っているではないか。居酒屋の女房は届けに行こうとする亭主を引き留め、この大金を盗んでしまおうと言い出した。
「牡丹燈篭 刀屋」(三遊亭円朝作) (19分)
カランコロンの下駄の音で有名な牡丹燈篭という話の始まりの物語。湯島天神の聖徳太子の御祭礼が催されていたその日、人でごった返すなか藤村屋新兵衛という刀屋の店先に、立派な若い侍が中元のお供を一人連れてやってくると並べてある刀を手に取ってその品定めをしていた。すると往来で大きな声がするので何だろうと来てみれば酔っぱらった浪人が、自分の中元に拳骨を浴びせている。どうやら酔った足で中元にぶつかり転んでしまったようだが、中元が悪いといちゃもんをつけているようで……。©2021 Wataru shirotani
エンターテインメント・舞台芸術 幽霊

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ナレーション
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ストーリー
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