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映画『母と暮せば』評〜山田洋次が描いた「救い」

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映画『母と暮せば』評〜山田洋次が描いた「救い」

著者: 切通 理作
ナレーター: 古川 雅達
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このコンテンツについて

長崎を舞台とし、吉永小百合演じる主人公のもとに原爆で死んだ、二宮和也演じ る息子が現れる……という内容であることは、事前告知で知らされていた。 母が、原爆および日本の敗戦3年後になって、それまでどこか諦めきれないでい た息子のことを諦めようと決心したタイミングで、息子の亡霊が現れることも、 劇場で幾度も見た予告編で知っていた。 そして、息子がかつて恋仲だった黒木華演じる女性の幸せを願う気持ちと、彼女 に伴侶となる新恋人が現れることには複雑な思いを持つ葛藤が母子の間で話し合 われることも、内容紹介に書かれていた。 つまりそれは、映画の方向性が、死者の事はいつか諦め、前に進んでいく前段階 としての「敗戦直後」の時間を描いた映画だと、容易に推測できる。(本文より)切通理作の「映画の友よ」はこちらから→http://yakan-hiko.com/risaku.html© Risaku Kiridooshi, (P) 2016 Audible, Inc. 映画・テレビ

映画『母と暮せば』評〜山田洋次が描いた「救い」に寄せられたリスナーの声

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