源氏物語 第四十帖 御法
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ナレーター:
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岡崎 弥保
このコンテンツについて
『源氏物語』全五十四帖 与謝野晶子による現代語訳をすべて朗読し、
オーディオ化しました。
近代で最初に『源氏物語』を訳した与謝野晶子は、それぞれの帖の冒頭に、その 帖の内容をふまえた歌を一首詠んでいます。その晶子の歌もすべて収録しています。
源氏物語のあらすじ&ブログ
https://ohimikazako.wixsite.com/kotonoha/blank-10
第四十帖 御法 みのり
光源氏 五一歳
主な登場人物 紫の上、明石の姫君
なほ春のましろき花と見ゆれども
ともに死ぬまで悲しかりけり
紫の上は大病以後、体調がすぐれないままでいた。出家を望むが光源氏は決してそれを許さない。
紫の上が発願した法華経の供養が盛大に行われた。死期を悟る紫の上は、花散里(はなちるさと)や明石の君(あかしのきみ)と歌を交わし、それとなく別れを告げるのだった。夏になり、紫の上の衰弱はさらに進んだ。紫の上は、見舞いに訪れた明石の姫君にもさりげなく遺言し、幼い孫たちの成長が見られないことを嘆き悲しむのであった。
その秋、紫の上は、光源氏と明石の姫君が見守る中、ついに息を引き取る。
源氏の悲しみは限りない。紫の上の美しい死顔を見た夕霧も悲嘆にくれる。葬送の儀がなされ、誰もが紫の上の死を深く悲しんだ。源氏は出家を志すが、紫の上の死を契機としてはならないと、かろうじて思いとどまるのだった。©2022 PanRolling
源氏物語 第四十帖 御法に寄せられたリスナーの声
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- misamo
- 2022/07/12
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- 匿名
- 2022/11/24
紫の上・・・
紫の上の死が辛い。ここまで読んできた(聴いてきた)だけに紫の上のいろいろなことが思い出されて辛い。本当によくできた女性だった。死を前にして、彼女のいろいろな人への思いやりが胸に沁みる。そして彼女が養母になった明石の宮は本当に立派に育った。
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