『笑い凧』のカバーアート

笑い凧

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笑い凧

著者: 佐江 衆一
ナレーター: 神谷 尚武
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このコンテンツについて

鳶凧をつくり一筋に情熱を傾けこだわり続けた定吉だったが、当世は角凧全盛だった。貧乏暮らしに嫌気のさした女房のおみねは花形の凧師銀次のもとへとはしる。倅の為にも女房を取り戻したい定吉は、おみねを賭けた喧嘩凧を挑む。 (時代小説)(c)ことのは出版株式会社 歴史小説
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短編ですが印象が強いです。まるで目の前で凧の勝負を見るよう。
私の父も凧には関わりがあり、それこそ十数人がかりで上げる凧を皆で操っていました。上げる事に意味があるので本番ではどんな風であっても失敗出来ないそうで何度も試し上げが必要だったそうです。
喧嘩上げの事も父から聞きました。この喧嘩上げも数人がかりで上げる凧でも行われたようで、負けた大凧は地に落ち、自らの重さでグシャグシャになったそうです。
そんな話を思い出しながら、操る人を失う鳶の凧を思いました。

凧の戦いを眼の前に見るよう!!

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