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話がしたいよ

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話がしたいよ

著者: 大前 粟生
ナレーター: 今賀 竣
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このコンテンツについて

中学二年生の僕は、「大人みたい」と友達に評され、口惜しいが、自分でもそう思っている。だから、幼馴染のケンケンが坂本にいじめられていたって、器用にクラスの空気を読み、「なんでもない」とやりすごす。やがて、文化祭のシーズンがやってきて、半強制的に主役にされたケンケンは、ある行動に打って出る――。閉塞感と退屈が支配する生活、大人になる手前にいる登場人物たちをリアルに描きだした、新時代の青春小説。©2021 Ao Omae (P)2022 Audible, Inc. 大衆小説 現代文学
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凡百でない才能

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中学2年生の時の自分自身と重ね合わしながら聞いていました。あの時代が今は懐かしいですが、その時はある種の閉塞感にうんざりしていたことも……今はいい思い出です。

中学生時代の閉塞感を思い出しました

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ネタバレ注意です。短かったけれど、良い物語だった。お兄ちゃんの変化や、いじめられていた彼の状況の変化が、単純に嬉しかった。コオリの氷やヘッドフォンの理由にも、とても共感できた。最近の若い人たちを扱った物語に多い、脆さ不安定さ不条理さ、ある意味狂気じみた物語とは違う、心にストンストンと自然に落ちてくるストーリーは、私には心地よかった。終わり方も、タイトルを回収してくれて、良かった。先回りばかりしないで、話をしないといけませんね!そして大人はしっかり若い人と向き合わないといけませんね!子どもたちにも読んでほしい物語でした。

先回りばかりしていてはだめですね

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