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サマリー
あらすじ・解説
スポーツ漫画で「野球」と「それ以外のメジャー競技」が扱われる場合の大きな違い。その1つは「父親」など大人の介在の仕方ではないでしょうか。
元プロ選手だった父親の影響を受け……という全競技共通のパターンはもちろん、父親とのキャッチボールなど、幼い頃の原体験が当たり前のように入ってくるのは、野球漫画特有と言えるかもしれません。
作家の平野啓一郎さんは、野球は親子など「縦」のつながり、バスケは友達などの「横」のつながりから始まるスポーツだと、その違いを指摘しています。つまり、最初に一緒にプレイするのは、親なのか友達なのか。
こういった目線で物事を捉えることは、創作をおこなうえで大切にしなければなりません。ネガティブにいえば「バイアス」かもしれませんが、自分だけの視点で世界を切り取っているとも言えるのですから。
そんな風にして今回は、自分たちではなく平野啓一郎さんが気づいたお話を、いかにも自分たちの話っぽくゆるやかにお届けしていきます。
▼今回のテーマとさせていただいたお話(佐渡島さんのnote)・その人“らしさ”は、感情の記憶からはじまるhttps://www.sady-editor.com/n/ne660c538add1