エピソード

  • 『脱 <学校> 論』の著者に聞く|白井智子
    2025/02/07

    教育分野の社会起業家として、これまで数々のフリースクールを立ち上げられてきた白井さん。日本の教育システムからはみ出してしまう子供がいるのはどうしてなのか?そもそも教育とは何か?日本は、人を育てる仕組みが機能しているか。12月16日に同書を刊行する著者に聞く。3話分の小タイトルはこちら。

    1.この本を書かれた背景
    2.この本の内容について
    3.教育と社会について

    著者プロフィール
    1972年千葉県生。4 ~ 8歳をシドニーで過ごし、日豪二カ国の教育を体験。東京大学法学部卒業後、松下政経塾に入塾。1999年沖縄のフリースクール設立に参加、校長をつとめる。2003年NPO法人トイボックスを立ち上げ、大阪府池田市と連携して不登校の子どもたちのための全国初の公設民営フリースクール「スマイルファクトリー」を設立。東日本大震災後には福島県南相馬市に「みなみそうまラーニングセンター」「にこにこ保育園」等を開設。
    2020年から2期4年、NPO等社会的企業の業界団体新公益連盟の代表をつとめた。2024年10月、こども政策シンクタンクを設立。社会的格差の固定化を解消するためのプロジェクトを推進しながら政策提言活動を行っている。

    続きを読む 一部表示
    1 時間 12 分
  • 世界語になった日本語|山口謡司
    2025/01/31
    フランス、イギリス、中国など世界で日本語の文献作成に奔走している山口謠司さん。『日本語を作った男』で第29回和辻哲郎文化賞を受賞するなど、日本語についての著者は多数。今回は、いつの間にか世界に定着した日本語、その背景を語る。日本文化伝播の歴史を知ることで、日本文化の可能性、また日本語に限らず、言葉の面白さに触れることができる。6話分の小タイトルはこちら。

    1.刀
    2.将軍
    3.印籠
    4.津波
    5.カラオケ
    6.絵文字

    著者プロフィール
    1963(昭和38)年、長崎県佐世保市に生まれる。現在、平成国際大学新学部設置準備室学術顧問。大東文化大学名誉教授。中国山東大学客員教授。博士(中国学)。長崎県立佐世保北高等学校、大東文化大学文学部卒業後、同大学院、フランス国立高等研究院人文科学研究所大学院に学ぶ。ケンブリッジ大学東洋学部共同研究員などを経て、現職。専門は、文献学、書誌学、日本語史など。 また、ラジオパーソナリティ、イラストレーター、書家としても活動。『面白くて眠れなくなる日本語学』など著書多数。
    続きを読む 一部表示
    1 時間 1 分
  • 『三体』の世界|大森望
    2025/01/24
    中国から生まれた本格的SF小説として一世を風靡した『三体』は、どんな世界を描こうとしていたのだろうか。本書の翻訳者であり、かつS F 評論家でもある大森さんに、稀代のS F小説の世界観を伝えていただくとともに、著者やS F小説の世界における中国などについて語っていただく。6話分の小タイトルはこちら。

    1.『三体』とはどんな小説なのか
    2.『三体』の世界的な反響
    3.『三体』の設定
    4.第2部からの怒涛の展開
    5.「SF史のなかの『三体』
    6.おすすめのSF

    著者プロフィール
    1961年、高知県生まれ。翻訳家。書評家。責任編集を務めた『NOVA』全10巻で第34回日本SF大賞特別賞を受賞。訳書に『三体』をはじめウィリス『航路』など多数。著書に『新編 SF翻訳講座』『21世紀SF1000』他。
    続きを読む 一部表示
    56 分
  • 宇野常寛、『庭の話』を語る。|宇野常寛
    2025/01/17
    SNSという巨大なプラットフォームは、web2.0で言われた、誰もが自由に発信できる多様な社会を築くことにはならず、もはや相互評価ゲームの世界となっている。それは、他者からの評価と承認というインスタントな快楽が支配する世界だ。この世界にとって変わるのは「庭」である。庭は、人が手を加えた自然であり、個人の家でありながら外界と接している。比喩としての「庭」は、人が人間外のものに没頭する場所であり、制御できないものがあり、そこでは、「制作」活動が行われる。そして、この「庭」は他者からの評価と承認から解放されながら「居場所」となる。批評家の宇野常寛さんが新刊『庭の話』で主張したことを、自ら語る。6話分の小タイトルはこちら。

    1.社会のプラットフォーム化とその副作用 
    2.イーロン・マスク問題とその対抗策
    3.「家」ではなく「庭」の話を
    4.アと民藝、銭湯とランドリー、動脈と静脈
    5.「何者でもない」人々のための「弱い自立」
    6.「人間の条件」をアップデートする

    著者プロフィール
    著書に『ゼロ年代の想像力』、『リトル・ピープルの時代』、『日本文化の論点』、『若い読者のためのサブカルチャー論講義録』。石破茂との対談『こんな日本をつくりたい』、『静かなる革命へのブループリント この国の未来をつくる7つの対話』、『遅いインターネット』など多數。立教大学社会学部兼任講師も務める。
    続きを読む 一部表示
    1 時間 6 分
  • みかんを食べよう。|片野まり埜
    2025/01/10
    日本の冬の風物詩であるみかんは、あまりに日常的で当たり前の存在になっている。しかし、植物としての成分を見ると、そこには実に豊富な栄養素が詰まっている。ビタミンCはいうまでもなく、体に良い繊維質がこれほど簡単に摂れる食物も珍しい。同時に風邪を防止する抗酸化物質が含まれており、免疫力を高める成分が溢れているのだ。 スピーカーは「みかん案内人」の片野まり埜さん。子供の頃からスーパーに入ってはあらゆる食品の成分表示を見続けてきた。大の果物好きのみかん好き。いつもみかんを持ち歩いている。夢は世界中の人に健康という幸せを届けること。現在は薬剤師の仕事をしながら、人々に体にいい食べもののことを伝えている。ここでは、そんな薬剤師で健康や栄養を専門とする片野さんにみかんについて語っていただく。6話分の小タイトルはこちら。

    1.みかんは一年中食べられる 
    2.人類を救った『みかん史』
    3.甘いみかんと酸っぱいみかん 
    4.みかんで病気にならない生き方
    5. みかんでダイエット&美肌・育毛
    6.みかんで作る飲みものとくすり

    著者プロフィール
    薬剤師、NR・サプリメントアドバイザー、食品創作家。6歳の時に一人で料理を始める。10歳の時に小学校の家庭科の授業で食品添加物の事を知って以来ずっと食品と裏面表示を見続けている。お小遣いをもらっては果物を買いに行って足りない栄養を補っていた。中学生の時に「毎日みかんを10個食べていたら風邪をひかない」、高校生の時に「グレープフルーツを食べていたらニキビが引っ込む」ことを発見。大学の薬学部を卒業し外資系製薬会社に勤めた後、調剤薬局やドラッグストアで勤務。延べ5万人以上の患者さんと接し薬とともに健康や栄養を指導。資格はほかに薬草コーディネーター、メディカルハーブコーディネーター、ハーブ&ライフコーディネーター、野菜ソムリエ、スパイスコーディネーター、フードコーディネーター、北海道フードマイスター、アロマテラピー、クレイテラピー、中国茶など。 味覚テスト満点。みかんは年間200kgほど食べている。
    続きを読む 一部表示
    58 分
  • 談志の小言|立川談慶
    2024/12/20
    「談志に最も怒られた弟子」とも言われる立川談慶さんは、師匠のそばにいて、始終小言を言われていたという。それら小言は、師の落語に対する考えや、人生観を垣間見るものであったという。このコンテンツは、そんな談慶さんに、師匠の小言を紹介していただきながら、談志という稀有な落語家の本質に迫る。6話分の小タイトルはこちら。

    1.「俺は小言でモノを言う」 
    2.「挨拶をメロディで言うな、馬鹿野郎」
    3.「申し訳ございませんじゃねえ!すみませんでいいんだ、馬鹿野郎!」 
    4.「そのへんで遊んでろ!」「消えろ!」
    5.「お前二つ目にはなりたくないんだろう!」
    6.「やっとここまできたか」

    著者プロフィール
    1965年、長野県上田市生まれ。駿台甲府高校から現役で慶應義塾大学経済学部に合格、落研に所属し、学生時代を横浜で過ごす。卒業後、株式会社ワコールでの3年間のサラリーマン生活を経て、1991年に立川談志18番目の弟子として入門する。前座名「立川ワコール」。2000年の二つ目昇進を機に「立川談慶」となり、2005年に真打ち昇進。著書多数。
    続きを読む 一部表示
    57 分
  • 茂木健一郎|IKIGAIについて
    2024/12/13
    「生きがい」という言葉は「生きる」と「値打ち(甲斐)」からなる日本語で「生きる喜びのこと」を意味し、端的に「そこで生きる理由」と言える。この言葉に注目した脳科学者の茂木健一郎さんは、「I K I G A I」という書籍を英語で発売。日本人の精神性を表す言葉として、31カ国で話題になった。この言葉の根底には、「八百万の神」と「和」に象徴される日本独自の精神的態度があるという。小さな物事に神が宿るとして、自然や周囲の人々、そして小さな日用品にさえ敬意を払う態度のことだ。こうして身についた「社会全体との調和の中で個として生きる」ことが<生きがい>の本質と茂木さん言う。ここでは改めて「生きがい」の概念とともに5つの条件についても語っていただく。6話分の小タイトルはこちら。

    1.英語で出版したい
    2.なぜIKIGAIだったのか?
    3.IKIGAIを考えるうちに
    4.海外でのIKIGAI
    5.NAGOMIについて
    6.日本の読者に伝えたいこと

    著者プロフィール
    1962年10月20日、東京生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所上級研究員。東京大学大学院特任教授(共創研究室、Collective Intelligence Research Laboratory )。東京大学大学院客員教授(広域科学専攻)。屋久島おおぞら高校校長。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了、理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、現職。脳活動からの意識の起源の究明に取り組む。2005年、『脳と仮想』(新潮社)で第4回小林秀雄賞を受賞。2009年、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で第12回桑原武夫学芸賞を受賞。近著に『クオリアと人工意識』(講談社)。IKIGAIに関する英語の著作が、世界35カ国、29以上の言語で翻訳出版される。2022年4月には、二冊目の英語の著作The Way of Nagomi(「和みの道」)が出版された。IKIGAIのドイツ語版は、2024年、ドイツのノンフィクション部門のベストセラー1位を累計30週以上続ける社会現象となる。2025年7月、三冊目の英語の著作、Stoicismをテーマにした本がイギリスの出版社から刊行予定。
    続きを読む 一部表示
    57 分