• #44 中小ベンチャーでの立ち回り
    2025/05/30

    ◆中小ベンチャーでの経営企画のリアル◆
    中小ベンチャーでは経営企画という役割が明確に定義されておらず、戦略よりも現場の「Do」に関わる実務が重視される。ガバナンスや管理体制が未整備なことが多く、まずは経理体制の整備やフロー構築、実績管理の早期化が求められる。請求や経費処理の遅れ、無駄なコストやモラルの低下などの課題に対し、問題解決部的な姿勢で臨むことが重要となる。

    ◆肩書きより姿勢、管理より価値創出◆
    肩書きにとらわれず「何でもやる」スタンスで信頼を築くことが第一歩。最低限のガバナンス構築の後は、管理の人間で終わらず、事業面への貢献も示すべき。営業同行やKPI設計など、売上・利益向上への関与を通じて企業価値を高める動きが必要であり、経営企画としての価値はそこにこそある。

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    15 分
  • #43 権威に負けないためのミルグラム実験
    2025/05/23

    ◆エージェントとしての危うさ◆

    ミルグラム実験を紹介しながら、「上からの命令」に従うだけの姿勢が人間をいかに容易に非人道的な行動へと導くかを解説。命令に服従し、自らの意思を手放すと、善良な人でも異常な行動を取ってしまう。これは経営企画の仕事にも通じる深い問題である。

    ◆経営企画に求められる主体性◆

    経営企画が本社の意向をそのまま子会社や現場に押し付けていないか、自問する必要がある。現場に適さない施策であれば、情報を持つ当事者として調整・翻訳し直すことが求められる。単なる命令の伝達者=エージェントではなく、意思を持った橋渡し役となるべきである。

    ◆「言われた通りにやる」からの脱却◆

    マニュアル通りにしか対応しない店員のように、無批判な姿勢は信頼を失う。現場と本社の意見を受け止め、双方の納得解を模索することが経営企画の本質。エージェントではなく、状況に応じて考え、行動する個としての在り方が重要である。

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    11 分
  • #42 スライドを書かなくなった話
    2025/05/16

    ◆番組概要

    経営企画の「きりん」が経営企画としての悲哀や悦びを語ります。たばこ部屋だからこそ聞ける、なんとなく盗み聞き程度でちょうど良い、でも聞き流すにはもったいない、そんな番組を目指します。

    ◆Personality:

    きりん

    外資系コンサルティングファームやBIG4系FASにて、新規事業立案プロジェクトに多数従事し、事業計画策定やビジネスケース作成、企業価値算定等に携わる。

    ベンチャー・事業会社では経営企画/経営管理として予算策定、予実管理、着地見込や予予管理を中心に企業価値向上を担う。

    ◆Twitter:

    ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://x.com/kirin_fpa⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

    ◆Voicy:

    https://voicy.jp/channel/2732

    ※Season1は、2022年頃にVoicy独占配信をしていましたが、Season2よりマルチプラットフォームでの配信を行っております。

    ※BGM:MusMus

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    13 分
  • #41 報告と連絡は何が違うのか
    2025/05/09

    ◆報告は義務、連絡は戦略◆
    報告は「任務の結果を上長に告げ知らせる義務」であり、意味があるかないかに関わらず行うべき行動である。経営企画の仕事は自律性が高くとも、その動きが企業価値の向上にどう寄与しているかを定期的に報告することで、信頼や評価の前提が築かれる。

    ◆連絡は相談のハードルを下げる◆
    連絡はミッションのない相手への情報共有であり、特に横や斜めの関係において有効。事前の連絡があることで、いざ相談が必要になったときにスムーズに会話が始まり、相手の思考負荷も下がる。相談は連絡の延長線上にあるという前提を持つことが重要。

    ◆報連相の本質を捉え直す◆
    報告・連絡・相談の違いは「任務の有無」によって整理できる。報告は義務、連絡は布石、相談は意思決定への関与。経営企画として多くの関係者と関わる中で、この3つを正しく使い分けることが業務を円滑に進める鍵となる。

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    11 分
  • (雑談回 #8)配信頻度を変更します
    2025/05/05

    ◆番組概要

    経営企画の「きりん」が経営企画としての悲哀や悦びを語ります。たばこ部屋だからこそ聞ける、なんとなく盗み聞き程度でちょうど良い、でも聞き流すにはもったいない、そんな番組を目指します。

    ◆Personality:

    きりん

    外資系コンサルティングファームやBIG4系FASにて、新規事業立案プロジェクトに多数従事し、事業計画策定やビジネスケース作成、企業価値算定等に携わる。

    ベンチャー・事業会社では経営企画/経営管理として予算策定、予実管理、着地見込や予予管理を中心に企業価値向上を担う。

    ◆Twitter:

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    ◆Voicy:

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    ※Season1は、2022年頃にVoicy独占配信をしていましたが、Season2よりマルチプラットフォームでの配信を行っております。

    ※BGM:MusMus

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    5 分
  • #40 人を責めずに仕組みを責めるの具体例
    2025/05/03

    ◆番組概要

    経営企画の「きりん」が経営企画としての悲哀や悦びを語ります。たばこ部屋だからこそ聞ける、なんとなく盗み聞き程度でちょうど良い、でも聞き流すにはもったいない、そんな番組を目指します。

    ◆Personality:

    きりん

    外資系コンサルティングファームやBIG4系FASにて、新規事業立案プロジェクトに多数従事し、事業計画策定やビジネスケース作成、企業価値算定等に携わる。

    ベンチャー・事業会社では経営企画/経営管理として予算策定、予実管理、着地見込や予予管理を中心に企業価値向上を担う。

    ◆Twitter:

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    ◆Voicy:

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    ※Season1は、2022年頃にVoicy独占配信をしていましたが、Season2よりマルチプラットフォームでの配信を行っております。

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    10 分
  • #39 孤立するExcelマスター
    2025/05/01

    ◆Excelスキルが生む孤立と業務の危機◆
    Excelに精通すること自体は悪くないが、属人化が進むと組織にとって大きなリスクとなる。経営企画では特に、月次業務や現場支援など、他者との連携が前提であり、引き継ぎ不能なExcelは支援ではなく依存の温床になる。マネジメント視点でも、複雑なExcelはブラックボックス化し、業務の持続可能性を脅かす。難解な設計は評価されず、むしろ疎まれ、結果的に業務自体の消滅や逆流を招く。

    ◆親切な設計こそが真のExcelマスター◆
    複雑な関数やVBAの多用は避け、誰でも読み解けるように設計することが重要。簡素な関数、明快なシート構成、一貫した表記ルール、可読性重視の色分けなど、引き継ぎやすさを最優先する。引き継ぎはExcelそのものではなく業務目的の共有から始め、可能であれば後任がゼロから設計し直す形が望ましい。真のExcel力とは、簡単に使えるものを設計できる力であり、チームで使える形に落とし込む配慮が必須である。

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  • #38 稟議の遅い会社は崩壊する
    2025/04/29

    ◆番組概要

    経営企画の「きりん」が経営企画としての悲哀や悦びを語ります。たばこ部屋だからこそ聞ける、なんとなく盗み聞き程度でちょうど良い、でも聞き流すにはもったいない、そんな番組を目指します。

    ◆Personality:

    きりん

    外資系コンサルティングファームやBIG4系FASにて、新規事業立案プロジェクトに多数従事し、事業計画策定やビジネスケース作成、企業価値算定等に携わる。

    ベンチャー・事業会社では経営企画/経営管理として予算策定、予実管理、着地見込や予予管理を中心に企業価値向上を担う。

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    ※Season1は、2022年頃にVoicy独占配信をしていましたが、Season2よりマルチプラットフォームでの配信を行っております。

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