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サマリー
あらすじ・解説
38冊目も5回目。今回はこぼれ話の回です。皆さまのご期待に添えるよう、こぼれにこぼれてみました。
そもそも今回粟野さんが扱った2冊ですが、皆川明さんの自伝的な内容で、随所から自然体な皆川さんを感じられたそうです。
特に、これまでつくり上げてきたテキスタイルには識別番号やコードネームではなく名前を付けている、というエピソードに感銘。データや機能ではなく、名前だと物語を感じやすいよね、と二人で盛り上がっていると、ふと星野が最近の取材に関する違和感をポロリとこぼします。
客観的な数値データや比較による相対価値などを引き出そうとする取材スタイルは、もしかすると相手の本当に話したいことを阻害しているかもしれない、という気づきから、今取材スタイルを変える訓練中だという内容でした。
もしかすると皆川さんの初期もそんな状況だったのかもしれないと想いを馳せ、そんな中でも流されずに自分のモードを保ち続けた皆川さんへの尊敬がまた高まっていきます。
今の時代に100年企業を目指すなら、どのくらいの期間でリーダーを譲っていくべきかという話題では、権力の座に長くいることの弊害、リーダー持ち回り制アイデア、最近の政治家の偏屈っぷりについてまで話題が飛躍。
最後に、粟野さんは今回「37日間の野外教育合宿」によく参加を決めたよね、と言う話をしました。参加してみて、家族や仕事も回ることを実感したそう。色々と言い訳をつけてはいたけど、結局自分が変わることを恐れていただけなんじゃないか、と気づいたと話してくれました。収入や肩書、他者による成功の定義などにとらわれない生き方ができるようになると、もっと楽しい人生になるのかもしれない、と。
今回も、お聞きいただきありがとうございました!こぼれ話でたくさん話せるときは、扱った本にたくさんのインスピレーションをもらったときだと思っています。
次回もお楽しみに!