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サマリー
あらすじ・解説
こんにちは、ホシノです。
今回は温又柔(おんゆうじゅう)さんの『台湾生まれ 日本語育ち』について、ホシノから話題提供させていただきました。タイトルからしてすでに引っかかるというか、「育ち」が「日本」じゃなくて「日本語」なんですよね。その時点で、言葉ってただのコミュニケーションツールじゃなくて、アイデンティティや人格の形成にも大きな影響を与える環境そのものになっているなぁと感じておりました。
読んでみた最初の印象で言えば、知らない世界が随分あるな、ということ。たとえばある台湾のおじいちゃんに「台湾の歌って何?」って聞いて、帰ってきた答えが「君が代」だったとか。自分の「普通」が誰かにとっての「違和感」だったり、「正しさ」の基準が場所や文化でこんなに変わるのかって、しみじみ考えさせられました、月並みですけど。
ちなみに、ヤドカリが透明な東京の街を背負ってる表紙もおもしろいので、ぜひそちらにも注目してみてください。
次回は「自分の普通を相手に当てはめない話し方」について、もう少し深掘っていく予定です〜。盛り上がるか不安ですが、聞いてみてくださいませ。