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ふみたば

著者: モーリス・ルヴェル
ナレーター: 景浦 大輔
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あらすじ・解説

ふられた元恋人に手紙の束を奪われて消沈し、そして復讐をする作家を描いた作品。

創作家のランジェは、黙って、大きな卓机から一束の手紙を取りだした。その文束は真紅なリボンで結えてあった。
「あなたは、これが要るんですか。どうしても取りかえそうと云うんですか」
彼はおろおろ声でいった。が、マダム・ヴァンクールは何もいわずにうなずいてみせた。
「こうした要求が男の心にどんな傷手を負わせるかということが、あなたに解りませんか」
ランジェはもう一度哀願してみたが、女は返事もしないで、ただ手をのべるばかりであった。


モーリス・ルヴェルはフランスの作家。「フランスのポー」と言われ、恐怖や悲哀を主題とした残酷物語の短編を多く残しています。日本においても新青年等に翻訳紹介され、探偵小説の読者を熱狂させたほか、江戸川乱歩、夢野久作、小酒井不木などに絶賛されました。乱歩は「淋しさ、悲しさ、怖さがルヴェルの短編の随所に漂っている」と言い、久作は「探偵小説で一番好きなのはルヴェルとポーだ」と言っています。またラヴクラフトは自身のエッセイの中でルヴェルを絶賛し、アメリカと日本でのルヴェルの認知に多く貢献しました。現在新たな翻訳が出版され、母国フランスや日本においてルヴェルの評価が再認識されています。
©2022 PanRolling

ふみたばに寄せられたリスナーの声

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女は強いなと思ったけど

男と女の考え方の違い、精神の強さを物語でおもしろく感じることができます。
でも、最後のオチは、、、女性に恥かかせるのは、ちょっといただけないなと思いました。。。

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

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恋文


オチが良かったです。やり返し方が上手いなと思いました。リボンでまとめてあるなんて、結構大切にしていたんじゃないかなと想像できました。

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

ありがとうございました。

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