『ほどなく、お別れです それぞれの灯火』のカバーアート

ほどなく、お別れです それぞれの灯火

(小学館)

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ほどなく、お別れです それぞれの灯火

著者: 長月 天音
ナレーター: 冨岡 美沙子
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このコンテンツについて

人よりも“気”に敏感な体質を持つ清水美空が、スカイツリー近くの葬儀場・坂東会館で働き始めて一年が経とうとしていた。若者や不慮の死を遂げた方など、誰もが避けたがる「訳あり」葬儀を好んで引き受ける葬祭ディレクター・漆原のもと、厳しい指導を受けながら、故人と遺族が最良の形でお別れできるよう、奮闘する日々を過ごしている。
 葬儀場が繁忙期を迎える真冬のある日、美空は、高校の友人・夏海と偶然再会する。はしゃぎながら近況報告をし合う二人だったが、美空が葬儀場で働いていることを聞いた夏海は一転、強張った表情で美空に問う……「遺体がなくても、お葬式ってできるの?」。夏海の兄は、海に出たまま五年以上も行方不明だった。家族の時間も止まってしまっているという。
 交通事故に遭った高校生、自殺した高齢女性、妻と幼い息子二人を遺し病死した男性、電車に飛び込んだ社会人一年目の女性……それぞれの「お別れ」に涙が止まらない、あたたかなお葬式小説。
©Amane Nagatsuki 2023 (P)2024 Audible, Inc.
現代文学

ほどなく、お別れです それぞれの灯火に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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喪主になった気持ち

子どもが亡くなるのは辛く悲しいです。涙が止まらなくなりました。通夜と告別式の2日間で立ち直る事は到底できませんね。

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ナレーターの素晴らしさ

登場人部が安易にイメージできるナレーションで
内容を楽しむことができました。
葬儀の重苦しさ、霊が彷徨う、霊が喜ぶということが本当にあるのだろう。そして、葬儀の重要性、家族の思いの区切りもヒシヒシと感じることができ、感慨深い物語でした。

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お別れしたくないです。

久しぶりに、暖かい涙が流れました。
決して大袈裟でなく、どちらといえば淡々と流れていくストーリー、そしてそこに感じられる命の重み。
ほどなくお別れですと言う言葉が、本当に、その場の空気にあった言葉だと感じました。
今まで大切な人を何人か見送った自分として、そしてそんなに遠くない自分の旅立ちも感じながら、深く心に突き刺さるものがありました。
こういった作品を、今の若い方多くに、もっと触れていただきたいと思います。
続編があれば、ぜひともまた手に取りたいです。

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優しい話ではあるけれど

上部だけの綺麗事のお話のように感じた。
人間の奥深さとかがないというか…
90歳で自殺をした老女の話。
私も先日様々な事情から兄を直葬で送った。
苦しい決断だったのだけれど、"血も涙もない"と思われたのだろうかとまた辛くなった。

人には様々な事情があり心の機微がある。
そういうところがあまり描けていないなーと感じた。
単純に煩わしいから、という理由だけで厄介者扱いしていただなんて浅いなぁと。
義母が若い頃、婿にちくりちくりと嫌味を言っていたかもしれないよね。
喪主だけ悪者にしちゃうのどうなんだろう。
歳取ればみんな丸くなるもん。

あとは会話で"い抜き言葉"使ってもいいんじゃないかなー
全員が覚えている?知っている?とか
い抜き言葉は間違いだとしても、不自然で気になる。
ナレーションは可愛らしくて聞きやすいです。

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