『ファンタスティック!漢詩ワールド「杜甫 第十三回 同谷から成都へ」』のカバーアート

ファンタスティック!漢詩ワールド「杜甫 第十三回 同谷から成都へ」

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ファンタスティック!漢詩ワールド「杜甫 第十三回 同谷から成都へ」

著者: 宇野 直人
ナレーター: 宇野 直人
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このコンテンツについて

<内容紹介>

漢字一つ一つが持つ個性的な形と意味、それらの組み合わせからさまざまにひろがってゆく境地が幻想的でもあり、夢のようでもある「ファンタスティック」な漢詩。

時代背景や作者の境遇を交えた色彩豊かな漢詩の魅力に溢れる講義です。

<第十三回 同谷から成都へ>

秦州で不慣れな風土や生活の困窮に苦しんだ杜甫一家は、かねて気候がよく、物産にも富むと聞いていた、南西部の同谷(甘粛省)に転居しました。ところが到着してみると、その同谷も寒冷で物資の乏しい土地でした。そこでわずか一ヶ月後、一家はさらに南方、蜀(四川省)の成都へ向けて旅立ちます。七言古詩「乾元(けんげん)中同谷県に寓居して作れる歌七首」其の一は、冬の夕暮れ時、身も心も衰弱してゆくつらさを嘆いたもの。

しかし成都に到着すると、知人や地元の人々の援助も受けられ、浣花渓のほとりにかやぶきの家も建てることができました。北中国の中心部と山脈によって隔てられたこの南の町は、経済状態も民心も比較的落ち着いており、自然にも恵まれていました。七言律詩「卜居」「蜀相」は、成都到着後まもなくの作。それまでと打って変わって、なごやかな詠みぶりを見せています。

<収録作品>

乾元中寓居同谷県作歌(乾元中同谷県に寓居して作れる歌)七首 七言古詩
卜居(居を卜す)二首 七言律詩
蜀相(しょくそう) 七言律詩

<宇野直人(うの・なおと)>

昭和二十九年、東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了、文学博士。現在、共立女子大学国際学部教授。著書に『中国古典詩歌の手法と言語』(研文出版)『漢詩の歴史』(東方出版)『漢詩の事典』(共著、大修館書店)など。平成十九年、NHKラジオ「古典講読――漢詩」講師、平成二十年より同「漢詩をよむ」講師。©Naoto Uno 2019
古典

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