『一つ身の着物(小学館の名作文芸朗読)』のカバーアート

一つ身の着物(小学館の名作文芸朗読)

小学館

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一つ身の着物(小学館の名作文芸朗読)

著者: 壺井 栄
ナレーター: 津久井 裕子
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このコンテンツについて

【小学館の名作文芸朗読】

私たち夫婦は、姪の正子を小さい時から自分の子として育ててきた。正子が二十三になった時、生後一年で孤児となった右文という赤ん坊を引き取ることになる。正子は弟ができたと思って可愛がると言う。赤ん坊を迎えに行った帰り道、可愛いとも、可愛らしいとも思えない私は薄情だと思う。茶の間で怯える赤ん坊は、子守唄を聞くとすぐに眠りについた。二十年ぶりに歌う子守唄は、正子の時と同じだった。Public Domain (P)エイトリンクス
アジア 文芸小説

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