『特捜部Q―カルテ番号64― 下』のカバーアート

特捜部Q―カルテ番号64― 下

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特捜部Q―カルテ番号64― 下

著者: ユッシ・エーズラ・オールスン, 吉田 薫
ナレーター: くま かつみ
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このコンテンツについて

リタの失踪事件は、ひとりの女性のあまりに悲惨な過去と、過激な思想を掲げる新進政党の暗部へと、Qの捜査を導いてゆく。いっぽう、特捜部長カールの心を蝕む過去の事件にも新たな展開が。カールの身辺はにわかに慌ただしくなる。この事件にただならぬ執念を抱くアサドとローセの奮闘で、真相に肉縛するものの、カールとアサドに最大の危機が迫る!特捜部Qの個性的な面々に世界中でファン急増中、北欧ミステリの真骨頂。

©JOURNAL 64
by Jussi Adler-Olsen
Copyright ⓒ 2010 by Jussi Adler-Olsen
JP/Politikens Forlagshus A/S, København
Japanese e-book rights arranged with
JP/Politikens Forlagshus A/S
through Tuttle-Mori Agency, Inc., Tokyo

本タイトルには付属資料・PDFが用意されています。ご購入後、PCサイトのライブラリー、またはアプリ上の「目次」からご確認ください。

©- (P)2023 Hayakawa Publishing Inc.
ミステリー

特捜部Q―カルテ番号64― 下に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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何度も泣きそうになる

時代的背景で一括りにできない感情がたくさん押し寄せて来ました。
ネタバレになるので伏せますが、どの登場人物も、どうしてこの人はこんなに目に遭うのか、どうしてこんな一面があるのにこんな行動を取ってしまうのか……。色々考えさせられました。
残酷な描写に喉が詰まるような想いがしつつ、シリーズ全体の進行が、数少ない希望のように感じられて、それもそれで泣けます。
カールが撃たれた事件やメインキャラクターの謎の解明はまだまだ先になるかもしれませんが、続きも気になるところです。

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おもしろいですよ

前半はちょっとまどろっこしいですが、徐々に面白くなります。下巻に入ると一気に行けますね

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悲しいが良い作品です。このシリーズは最高!

今回は悲しくて辛かった。
現代に生きていて良かった。
最後のどんでん返しに ビックリしました。

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最高!

この作家さんの作品は毎回本当に面白いです。
今回は辛い描写が多く、胸が締め付けられました。
さらに、史実に基づいているなんて…。

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悲しい事件の最後は、やはり後味悪い

本作のメインテーマに関わる施設は、デンマークに実在していたもので、作者はこのショッキングなストーリーを以て社会的に重要な問題を提起している。日本でも似たような人権問題があって、裁判のニュースも記憶に新しい。犯罪の裏にある一人の女性の人生を細密に描くことで、社会が抱える問題やその渦中にある当事者に対して、親身に考える機会を与えてくれる物語だ。
特捜部Qのメンバーの結束も深まって、シリーズを益々魅力的なものにした作品でもある。

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あぁ無情

実話に基づくからかもしれませんが、虐げられた人の報われない話でした。
虐げた側でも、勝ち逃げのような人がいたり、諸行無常でした。

以下ネタバレ含みます。
このシリーズ全体ですが、毎回「え?」って言うヘマをして命の危機に晒されていて、主人公は「俺の勘」と言えば外れてるし、何なら助手達の方が冴えてて、事態に流され続けて怒ったりジタバタしてるうちに解決、な感じが謎です。
等身大の普通の男、という魅力なのかもしれないんですが、私にはよくわかりませんでした。
他の登場人物も、太々しく居直った者が勝ち!みたいなところが多くて、デンマークってこういう感じなの…?と首を傾げ。
どんな人も許して許されて共存する?的な魅力があるのかもしれないけど、やはりよくわからず。デンマークで国民的人気を得たシリーズらしいので、合わないのかもしれませんが。
それはそれとして、テーマは興味深く面白く読めました。

Audibleでのハヤカワの海外ミステリーの充実を願い星5つです。ポケミスからお願いします。コリンズやレジナルド・ヒル、待ってます!

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今回は

今までの作品で一番面白かった。暗い歴史的事実を背景にしたことでストーリーに深みあった。また、これまで無かったコミカルな表現が多くて何度も笑ってしまった。ナレーションも相変わらず上手です。

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主人公の事件との関連は?

従兄の話で終わりだったのか?
上巻の性的虐待描写があまりにひどく、飛ばしながらでも、その問題が絡んでいると思ったから聞き続けたのに。
このシリーズが第一巻で、性的暴力なしに描かれていたのが気に入っていたのに、前々巻の評判でもよかったのだろうか?
だいたい、男性がミステリーで産婦人科関係の話を書くと、酷いものになると思っていたが、この作者も男性なのだろうか。
女性器に関しては微に入り細に入り器物のように描写するくせに、男性器に関しては全く描かない(別に描いてほしいわけではない。)んだから、小説の世界も男社会だと感じる。
ラスボス(男)への罰も甘いし。
読者は男性ばかりだと思っているのかな?
それとも、女性もこういう描写が平気な人が多いのか?

朗読はいつも完璧だと思うが、今作は、登場人物の大半が1音節で、しかもイ段から始まる名前のオンパレード。
憶えられなくて苦労した。
終盤近くに、脇役が主役と同じファーストネームで、フルネームで登場したときは、まさか、と思った。
カールってよくある名前だと思うが、じゃあフルにしなければいいのに…とブツクサ気が逸れてしまいました。
そんなこんなで山場がだらだら長くなり、盛り上がりに欠けたのも否めない。
テレビドラマだったらサクサク進んだんでしょう。





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