『耳で聴き、心に効く『論語』 泰伯第八』のカバーアート

耳で聴き、心に効く『論語』 泰伯第八

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耳で聴き、心に効く『論語』 泰伯第八

著者: 宇野 直人
ナレーター: 宇野 直人
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このコンテンツについて

『論語』は、古代中国の思想家・教育家・孔子(前551?~前479?)とその門人や周辺の人々の言行を記録した書物。今なお東アジア、ひいては欧米にも大きな影響を与えており、格言として知られる名句も多くありますが、決して教訓一辺倒の堅苦しい書物ではなく、そこで繰り返し説かれているのは、“思いやり・まごころ・ゆるす心・ゆずる心・まごころ・うそをつかない・すじを通す”など、いつの世にも大切なことばかりなのです。
また、“優等生になれないならば、向こう見ずな情熱や、妥協しない頑固さを持ちたまえ”、“何もしないよりは、賭け事でもしたほうがよい”など、意表を突く発言もかなりあり、さらには、孔子自身の迷いや疲れも、ときに告白されています。
本居宣長が「聖人と 人は言へども 聖人の 類(たぐひ)ならめや 孔子はよき人」と詠んでいるのは、『論語』からうかがわれる孔子の特色をよく示しています。

〈泰伯第八〉 全二十一章句。うち十六章は孔子の語を、後の五章は孔子の門人のうち最も若い世代に属する曽子(そうし)の語を記録しています。
「戦戦兢兢(せんせんきょうきょう)」「薄氷を履(ふ)むが如し」「人の将(まさ)に死せんとするとき、其の語や好し」「弘毅」「間然すること無し」などの名句を含みます。

収録内容
章句 百八十五
章句 百八十六
章句 百八十七
章句 百八十八
章句 百八十九
章句 百九十
章句 百九十一
章句 百九十二
章句 百九十三
章句 百九十四
章句 百九十五
章句 百九十六
章句 百九十七
章句 百九十八
章句 百九十九
章句 二百
章句 二百一
章句 二百二
章句 二百三
章句 二百四
章句 二百五

講師:宇野直人(うの・なおと)
昭和二十九年、東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了、文学博士。現在、共立女子大学国際学部教授。著書に『中国古典詩歌の手法と言語』(研文出版)『漢詩の歴史』(東方出版)『漢詩の事典』(共著、大修館書店)など。平成十九年、NHKラジオ「古典講読――漢詩」講師、平成二十年より同「漢詩をよむ」講師。©2024 Naoto Uno (P)2024 panrolling
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