『陰翳礼讃』のカバーアート

陰翳礼讃

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陰翳礼讃

著者: 谷崎 潤一郎
ナレーター: 野口 晃
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このコンテンツについて

陰翳礼讃は昭和8年に執筆された随筆で、日本の生活が西洋化し日本の美が失われていくことが書かれている。

今日、日本風の家屋を建てて住もうとすると、電気やガス、水道等が日本座敷と調和するよう取り付けに苦心を払うことになる。これは、家を建てたことがなくても、料理屋旅館等の座敷を見てみれば気がつくことである。電燈は時代おくれの乳白ガラスの浅いシェードをつけて、球をムキ出しに見せて置く方が自然で風流である。しかし扇風機などというものになると、あの音響といい形態といい、未だに日本座敷とは調和しにくい。

私は、京都や奈良の寺院へ行って、昔風のうすぐらい掃除の行き届いた厠へ案内される毎に、つくづく日本建築の有難みを感じる。日本の厠は実に精神が安まるように出来ている。それらは必ず母屋から離れていて、青葉や苔の匂いがする植え込みの陰に設けていて、うすぐらい光線の中にうずくまり、障子の反射を受けながら瞑想に耽り、窓外の庭のけしきを眺める気持は何ともいえない。住宅中で何処よりも不潔であるべき場所を、雅致のある場所に変え、花鳥風月と結び付けて、日本の建築の中で一番風流に出来ているのは厠であるともいえなくはない。西洋人は不浄扱いにし、公衆の前で口にすることをさえ忌むのに比べれば、我等の方が遙かに賢明であり、真に風雅の骨髄を得ている。


誤読のお詫び

第一章3:14~
結局我を折って使うようになってしまった 。
誤 我(われ)を折って
正 我(が) を折って
訂正してお詫び申し上げます。

 パンローリング株式会社(2024年6月17日更新)

(c)2017 Pan Rolling
アジア 文芸小説

陰翳礼讃に寄せられたリスナーの声

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感想

小説の最初と最後に 日本的な音楽を流してますが、まったく必要ないと思います。
朗読の声が 聞き取りにくくなり
情緒を付けてる お気持ちなのでしょうが、まったく必要ないです。
今後の朗読に 音楽を流すのは やめて欲しいです。

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バックミュージックは要らない

バックミュージックは要らない。私には耳障りに聞こえた。内容はいいのにもったいない。

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陰翳の妖しさを瞑想して贅沢な時間を過ごせました。

四隅を照らすムダな照明は今日からなしでまいります。

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現代にも通じる感覚と軽妙な筆致

日本文化は陰との共存を前提に成熟したものである、という要旨は高校時代の現代文の時間に学んだことがあったが、こんなにおもしろい文章だったとは!
現代にも通じる日本家屋に近代的な家電がそぐわない問題は、昭和初期からずっと続いているらしい。筆者の感性の豊かさゆえんなのかもしれないが、平成のエッセイかと思ってしまった。

現代の欧米の人々は天井の真ん中で輝く蛍光灯より、薄明るい間接照明をよく使うというが、日本でも間接照明をインテリアとして取り入れる家庭が出てきている。
日本文化の真髄と筆者が主張する陰影を伴った生活に回帰しつつあるのかもしれないなと、ふと思った。

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BGMがうっとうしかったこと

ナレーションが聞き取りにくくなるので、BGMはやめて欲しい。

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BGMが邪魔

他の方も書いているように、雅楽風のBGMが興醒め。これを何とも思わないセンスには谷崎氏も呆れるだろう。

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本とは違う世界観

《陰影礼賛》は本で読みました。大好きな作品です。
朗読者の語り口が気になります。谷崎純一郎が私たちに語りかけている態で抑揚をつけてのナレーションだと思いますが
本の世界とは違ったもので、まぁこれはこれでありかとは思いますが、語り口が一本調子だったのが、聞きづらかった

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こだわりおやじのぼやき節!?

建築学生なら一度は出会う名著かと思いますが、読まないままだったので、オーディブルで挑戦。落語のような軽妙な語りで、時折笑いながら聞けました。文字で読んでたらここまで楽しめたかどうか。

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趣向は変わっても皮膚の色は変わらない

日本人や東洋人の陰翳を好む性質を皮膚の色に結びつけている視点が興味深かった。

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作品のイメージと違う

いかにもな和テイストのBGMと、妙な抑揚をつけた朗読(上から目線の喋り方)を聞いて、思わず「なんだこれは!」と叫んでしまった。これではまるでコント。谷崎の世界観が台無しだ。なぜこんな朗読に仕上げたのか、はなはだ理解に苦しむ

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