『6』のカバーアート

6

プレビューの再生

Audibleプレミアムプラン30日間無料体験

プレミアムプランを無料で試す
オーディオブック・ポッドキャスト・オリジナル作品など数十万以上の対象作品が聴き放題。
オーディオブックをお得な会員価格で購入できます。
30日間の無料体験後は月額¥1500で自動更新します。いつでも退会できます。

6

著者:
ナレーター: 三日尻 望
プレミアムプランを無料で試す

30日間の無料体験後は月額¥1500で自動更新します。いつでも退会できます。

¥3,000 で購入

¥3,000 で購入

このコンテンツについて

――「だってもう、怖くてさ、地獄に落ちるのが」
新進気鋭のホラー作家・梨が描く、地獄絵図。
この本を読み終えても、恐怖は終わらない。

とあるデパートの「屋上遊園地」。峠道に存在した石塔。23分45秒の動画記録。種苗育成のためのガイドライン。幽霊の死体。エレベーターに響く声。

まるで、覗き絡繰のように次々と雪崩れ込む6つの話は、人間が最も根源的に恐れる「死への恐怖」を呼び起こす。©2023 2023 NASHI ©2023 GENKOSHA Co., Ltd. (P)2025 MEDIA DO Co.,Ltd.
ミステリー
すべて表示
最も関連性の高い  
「だってもう、怖くてさ、地獄に落ちるのが」――そんな一言から始まる、新進気鋭のホラー作家・梨(なし)による連作短編集『6』は、聴く者の脳裏にじわりと染み込む“地獄のアート”のような一作です。

タイトル通り、本作は6つの短編で構成されています。
しかしただの短編集じゃありません。
デパートの屋上遊園地や、峠にひっそりと建つ石塔、種苗育成のガイドラインといった、一見“ホラー”と結びつかない日常的モチーフが、静かに、で、確実に恐怖をねじ込んできます。
特筆すべきは、その手法。
いわゆるジャンプスケアのような「ドーン!」という恐怖ではなく、「これって、もしや……」という違和感が、聴く人の心に“後から効いてくる”んですね。

それぞれの話は独立していながら、どこかで繋がっているような不思議な感覚もあり、まるで“恐怖のパズル”を解いていくような楽しさも。
語りのテンポも絶妙で、耳にじんわり沁みる声と演出が、作品の不穏さを引き立てています。
Audibleの特性を生かした“聴くホラー”の真骨頂。

さらに、ただ怖いだけでは終わらないのがこの作品の良いところ。
6つの物語の底に流れるテーマは「死への恐怖」。
人間なら誰しも逃れられないこのテーマに、作品は容赦なく、でもどこか優しく切り込んできます。
「怖い」の奥にある「生きることの切なさ」や「孤独」、「忘れられることの恐怖」にまで触れたとき、不思議と心が少しだけ軽くなります。

つまり、『6』を聴くことは、恐怖と向き合うことで「生きている今」に意識を向けるきっかけにもなります。
怖い話なのに、終わったあとになぜか「もっと自分を大切にしようかな」なんて気持ちになるのは、梨さんの作品が単なるホラーにとどまらず、人間の本質に触れてくるからでしょうかね?

日常の中にひそむ、ふとした“違和感”に耳を澄ませたくなる一作。
じっくり聴くもよし、寝る前にひとつずつ味わうもよし。
心にざわめきを残しながらも、生きることに対して前向きになれる、不思議なホラー体験です。

「怖いのに、なぜか前向きになれる」――『6』が呼び起こす“静かな地獄”と“生の実

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

意味不明でもありつつもなんか怖くて面白かった。25/7/18聴了。

おもろい

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

オチのない不思議な話を永遠に聞かされているという気分。何かをしながら聞く分には悪くないと思う。
オチに面白い展開があるのか?と期待しながら聞いてはあまり面白みはないと思う。

不思議な気持ちになった

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

やろうとしてることはおもしろいけど高度すぎる!
あまりに高度すぎて想像力が追いつかず、没入して怖さを感じることが難しかった
システムを語るならもっと理屈が欲しい、想像するにも足掛かりが足りず、自分に引き寄せられず他人事で終わってしまった。
想起されるビジュアルイメージは好み

幽霊の死

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。