プラネタリウム 一夜語 Podcast

著者: 一夜語(ひとよがたり)
  • サマリー

  • 一夜語(ひとよがたり)は、島根県の博物館で投影しているプラネタリウムのライブ投影(生解説)。 夕暮れから夜明けまでの一夜を、星空に潜む不思議さに触れながらお過ごしいただいています。 このPodcastでは、そんなプラネタリウムでお伝えしている折々の星空案内や天文現象、星にまつわるトピックスなどを、ひと月に2度ご紹介しています(毎月12日、27日更新予定)。 星座の探し方などは少なめですが、夜空を見上げるきっかけとして、星々を感じる一助として、お耳に届けば幸いです。プラネタリウムの投影時には赤ちゃんや小さな子がおとなしく耳を傾けてくれることも多くありますので、お子さまの寝かしつけにも効果がある、かも知れません。 縁あらばいつの日か、プラネタリウムの空の下でお会いしましょう。 https://www.hitoyogatari.com/
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あらすじ・解説

一夜語(ひとよがたり)は、島根県の博物館で投影しているプラネタリウムのライブ投影(生解説)。 夕暮れから夜明けまでの一夜を、星空に潜む不思議さに触れながらお過ごしいただいています。 このPodcastでは、そんなプラネタリウムでお伝えしている折々の星空案内や天文現象、星にまつわるトピックスなどを、ひと月に2度ご紹介しています(毎月12日、27日更新予定)。 星座の探し方などは少なめですが、夜空を見上げるきっかけとして、星々を感じる一助として、お耳に届けば幸いです。プラネタリウムの投影時には赤ちゃんや小さな子がおとなしく耳を傾けてくれることも多くありますので、お子さまの寝かしつけにも効果がある、かも知れません。 縁あらばいつの日か、プラネタリウムの空の下でお会いしましょう。 https://www.hitoyogatari.com/
一夜語(ひとよがたり)
エピソード
  • 一夜語Podcast~2025年3月前半の星空~
    2025/02/27

    2025年3月前半から後半にかけての星空案内です。


    0:45

    宵の明星は3月半ば過ぎには日暮れ後の空から姿を消します。20日過ぎに内合(ないごう)となり、これを境として日没後の西空から夜明け前の東空に移るので、今年の春以降は明けの明星となります。この内合の時には地球と太陽の間をすり抜けていくわけですが、ぴったり重なると太陽面通過(日面通過)という現象が起こります。太陽面上を黒い金星の姿が通過しますが、大変まれな現象です。2004年、2012年に見られたものの、次は2117年、まだ90年以上先のこと。人によっては一生見ることができないこともある現象です。


    4:40

    木星がおうし座の角あたりで輝いています。近くには赤い瞳のアルデバランという一等星。このおうしの顔はまばらに星が集まったヒアデス星団という星の集まりです。散開星団(さんかいせいだん)という種類の天体で、おうしの肩あたりにあるプレアデス星団も同じ散開星団です。プレアデス星団の方が遠くにあるので小さく固まって見えます。また、ヒアデス星団のほうが星団としての年齢が上なので、時間経過とともにばらけてきたこともあり、同じ種類とはいえ見え方は異なっています。


    7:27

    プレアデス星団の和名はすばる。このすばるの星々が半月手前の月に隠される「すばる食」と呼ばれる現象が3月5日に起こります。双眼鏡で見ていると、月の光っていない夜の側にすばるの星が次々に隠されていくのがわかります。午後10時ころから夜半に月が沈むまでと時間はかかるので、じっくりご覧ください。恒星は遠くにある点と考えることができるので、隠れるときには一瞬で消えます。普段は気づかない、星空に対する月の動きを感じてみては。


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    10 分
  • 一夜語Podcast~2025年2月後半の星空~
    2025/02/12

    2025年2月後半から3月前半にかけての星空案内です。


    0:37

    日暮れ後の空では宵の明星・金星がよく目立っています。2月15日が最大光度で、条件が良ければ昼の青空の中でも見つけることができるほどですが、この先は徐々に太陽に近づいていきます。天頂近くには木星、東の空には火星も。火星は地球との距離が離れていくため次第に暗くなっていきます。


    2:52

    南の空に見えている冬の大三角。オリオン座のベテルギウスと、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンで作る逆さまの三角形です。シリウスは-1.5等級と星座を形作る恒星の中では現在の地球から見て最も明るい星。2番目に明るいのは、りゅうこつ座のカノープスですが、南に低いため東北以北では見ることができません。北緯35度付近では高度が3度ほど。南の空がよく開けたところで時間を定めて探してみましょう。なかなか見られないため、南極老人星、見えれば縁起のよい星として知られています。


    6:50

    冬の星座は一等星が多くきらびやかですが、今年は木星と火星も加わり一層豪勢です。このうち、木星や火星は太陽系の惑星で自分では光らない天体。星座を作る星は恒星で太陽と同じく自ら光る天体です。惑星の世界は光の速さで数分~数時間程度であるのに対し、恒星の世界は年単位。一様に見える星空の中に、さまざまな距離からやってくる星の光を感じてみては。


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    11 分
  • 一夜語Podcast~2025年2月前半の星空~
    2025/01/27

    2025年2月前半から後半にかけての星空案内です。


    0:39

    日暮れ後の空でよく目立つ金星。2月15日に最大光度となります。その明るさは-4.9等級、このくらい明るいと昼の青空の中に見つけることもできます。スマホのアプリなどで位置の見当をつけ、太陽光が直接目に入らぬよう物陰に隠れるなどして、青空の中に目を凝らすと白い光の点として見えます。この日に限らず、前後しばらくは観察チャンスの時期で、今は太陽の東側にあり昼以降に南の空で見つけることができます。空が澄んでいることも必要なので、よく晴れた日には挑戦してみてはいかがでしょう。


    04:26

    おうし座の肩のあたりにあるプレアデス星団。宵空では頭の真上近くにやってきています。肉眼でもぼんやりと光がにじみ、6つくらいの星が数えられるので六連星(むつらぼし)の名前も。和名で最も有名なのは、すばるです。統ばる、一つに集まる、といった意味からきた言葉で、平安時代の清少納言も「星はすばる・・」と枕草子に記しました。


    08:14

    星雲や星団を集めたカタログに、フランスのシャルル・メシエが作ったメシエカタログがあります。頭文字をとり、Mを付けて表記するもの、たとえばプレアデス星団はM45です。一部該当がないものもありますが、1から110まであるメシエカタログ、その中にはウルトラマンの故郷があるとされるM78も含まれます。オリオン座の三ツ星の近くにあり、反射星雲に分類される天体です。惑星があるような天体ではありませんが、宇宙のどこかにはそんな星があると想像しながら冬空を見上げてみては。

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プラネタリウム 一夜語 Podcastに寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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