エピソード

  • #16 18品目:茹でるだけなんてもったいない。枝豆は蒸して、焼いて、炊いて…
    2024/10/03

    確かに一番簡単だしそれで十分美味しいのが、茹で枝豆。

    でも、もう一工夫するともっと美味しい。


    まずは茹でずに蒸してみて。

    それから、焼いて。

    さらに、炊いて。


    ほうら。新境地。

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    29 分
  • #15 17品目:瓜の多様性と向き合う(冬瓜をスープ煮と味噌炒め、チャンプルーに)
    2024/09/09

    瓜売りが瓜を売りに来る早口言葉くらい、瓜に終始する。

    (子供の頃、祖母が教えてくれた早口言葉、今検索すると昔教わった口上と少し違う…地方特性??)



    冬瓜。

    冬野菜のフリした夏野菜。

    丸のままなら冬まで保存しておけるから、が名前の由来。

    でも、ひとたび包丁を入れたら最後、すぐに食べ切らないといけない、あんなに大きいのに。

    ということで、大きな冬瓜を手を替え品を替え、いろんなお菜にして食べ切る第一弾がこちら。


    定番のスープ煮は良いとして、要は瓜でしょ、瓜っぽく食べればいいんでしょ、と身近な瓜料理に変身させてみたものの。

    瓜にも個性があり、胡瓜にはきゅうりの、南瓜にはカボチャの、美味しい食べ方があるわけで、冬瓜にも当然「こう扱われたい」という特性がありました。

    そんな冬瓜の思いはそっちのけに、出来上がったのは味噌炒め(糸瓜オマージュ)とチャンプルー(苦瓜オマージュ)。

    果たして、冬瓜の多様性は守られるのか。



    ※ところで。

    本編中に「指定野菜」の件りがあり、「指定野菜」と「特定野菜」を言い間違えたまま話が進んでいますが、にがうり(ゴーヤ)は「特定野菜」です、お間違いのなきよう…(指定野菜は野菜界の重鎮、大御所。2026年にブロッコリーが悲願の指定野菜入りを果たそうというのに、よもやゴーヤが指定野菜であるはずがありません…)

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    34 分
  • #14 16品目:焦げを制するものは…(ズッキーニに美味しいもの詰めてみた)
    2024/08/01

    「焦がす」「焦げる」と聞くと、料理が失敗したと思ってしまう人〜?


    食材をより美味しく、良さを引き出そうと思ったら、「できるだけレア」か「できるだけ焦がす」、どちらかしかないんじゃない? 鮮度上等な日本人。前者は得意だけど後者は意外と気付いていないことが多い。 焦げは正義、焦げは友達。正しく焦がせば旨みがやってくる。


    「焦げ」を制することは、塩使いを極めること。 塩は味付けだけじゃない、浸透圧で食材の水分を追い出すこと、それも塩の大切な役目。 水分の多いものには塩がセット。水分がなくなれば、そう。焦げが向こうからやってくる。


    焦げを恐れず、美味しいを引き出し切った詰め物を、珍しいズッキーニに詰めてみた。 聞き返してみたら、ほとんどの時間を塩を振ったり焼いたり、水分抜いて焦がすことに終始してました。


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    35 分
  • #13 15品目:パスタにスプーン、使いますか?(蛤と蕗のスープパスタ)
    2024/07/17

    パスタにスプーン、私はあれば使う派(巻くの下手)。

    おかげで試食時のカトラリー音が半端ない。スプーンとフォークの摩擦音で、話が何も入ってこない。


    蛤のパスタに蕗を合わせてみた回。

    蕗の独自路線を軌道修正しパスタとの共存を試みるには、とことん向き合う必要があるようです。


    そもそもこのパスタも含め、和の食材を苦心して洋に転ばせてみてるのは、カンパーニュを買ってあるから。

    なのにここまでカンパーニュは登場しない。


    カンパーニュが頭をよぎるから、あえてのスープパスタ。カンパーニュを貝の出汁に浸すため…

    すでに満腹に近いなか、念願のカンパーニュは登場すること叶うのか。

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    22 分
  • #12 14品目:モブキャラの逆襲(蕗の下処理と味噌炒め)
    2024/06/21

    途中で作ったトムヤムスープはRECボタンを押し忘れ、

    蕗と同時進行で作っていたカバーアートで蕗より目立つ一品、セリと豚肉、トマトの中華炒めは途中で音源に不具合が生じ、

    なぜか一番地味なモブ(蕗)だけが生き残る。


    モブキャラだって一発逆転、人生何が起こるか本当にわからない。



    蕗の下処理は嫌いじゃない。

    できるだけ長いまま茹で、一気にすぅーっと筋を剥くのはなかなか爽快な作業。

    目の覚めるような色が大変美しく、心まで癒される。

    そんな鮮やかな新緑に下処理できた蕗を、茶色く茶色く辱めた料理がこちらです。

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    26 分
  • #11 13品目:白和えは洋食の夢をみるか(セリと晩柑のクリームチーズ白和え)
    2024/06/08

    白いもので和えたらそれは白和えなのか、 洋食を白和えと呼んでいいのか、 そもそも、和食と洋食の違いとは。

    発端はカンパーニュ。 朝からフランスの田舎パンを買ってきたばかりに、白和えが様変わりしてしまった回。 お持ち込みの食材はどれも和や中華に合うものばかり。 でも、我々にはカンパーニュがあるのです。 焼きたてホカホカのカンパーニュに合わせるべく、セリの白和えを洋食に擬態させていく。

    閃くままに作っていったら、殊の外美味な洋風白和えが完成したものの、あまりの出来に夢中で試食…

    …何か大事なこと、忘れてないですか?

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    29 分
  • #10 11、12品目:散々なのかんぞう、けなされて終わる(のかんぞうと春筍の桜和え)
    2024/05/30

    初ゲスト、ユキさんが持ってきてくれたのは調理したことがない不思議な葉っぱ、いや、草。

    どう見ても雑草か芝生にしか見えないその草(失礼な…)が気になりすぎて、それに終始して終わる回。


    草の名は「のかんぞう」。


    最後まで名前も味も覚えてもらえない、無個性、無主張、完璧な脇役。

    きっとそこが良いところだと、今ならわかるのだけど。

    あまりの控えめさをいじられ続ける「のかんぞう」、味付けの醤油にすら負けそうになる控えめなあなたの魅力は、どう引き出したら輝くのか。

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    28 分
  • #9 9,10品目:野菜は炒めず、焼くが吉(一気にふた品、焼いてみる)
    2024/05/09
    ようやく独活と決別した。 そして、普段焼かないものを焼いている。 人はつい炒めがち。 でも炒めるより焼くと美味しいの。 焼き栗、焼き茄子、焼きとうもろこし…ほらね。 過保護にし過ぎて良い結果を生まないのは、人もお肉も野菜もいっしょ。 ヘラやフライ返しでつい構いたくなるのをぐっと堪えて、放置してしっかり焼き付けてごらん。 キャベツだって豚肉だって(人だって)ぐんと味わいに深みを増す。 しっかり焼いた菜の花と、ついでに冷やご飯でインチキリゾットも焼いてみた。
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    26 分