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「風姿花伝」は室町時代の前期に活躍した能楽、あるいは猿楽の役者である世阿弥が書いた能楽の伝書です。世阿弥は他にも「花鏡」など現在に伝わるだけでも23もの伝書を残しました。

だいぶ年上ではありましたが、その才気と気高さに、かねてから夢中になっていた六条(ろくじょう)　 　御息所(のみやすどころ)のもとへ通う源氏の君。ある時、その道すがら、五条の大(だい)弐(に)の乳母(めのと)をお見舞いに　 　なっておりますと、隣の家に大変興味をひかれる女が住まっていることを知りました。 　そして、その女・夕顔の素性も知らぬまま、ご自分の身分を隠して度々訪れるようになったのです。　

(毎週水曜配信予定、全7/113巻)

朱雀院が御寺へ入られたため、独りで暮らす境遇となってしまった朧月夜の尚(ないし)侍(のかみ)に逢いたくてたまらず、源氏の院は、遂には密会を果たし、紫の上を悲しませます。 　明石の女御が悪阻(つわり)のため六条にお里下がりの折り、紫の上は女三の宮と対面いたしました。その年の冬、紫の上、秋好む中宮、夕霧が、それぞれに源氏の院の賀宴を催します。

(毎週水曜配信予定、全61/113巻)

Ulysses is regarded by many as the single most important novel of the 20th century. It tells the story of one day in Dublin, June 16th 1904, largely through the eyes of Stephen Dedalus (Joyce's alter ego from Portrait of the Artist as a Young Man) and Leopold Bloom, an advertising salesman. Both begin a normal day, and both set off on a journey around the streets of Dublin, which eventually brings them into contact with one another.

現在・過去・未来を舞台に10の不思議な夢の世界を綴る。「こんな夢を見た。」という書き出しが有名な、夏目漱石の作品。

光源氏の異母弟でもある桐壺院の八の宮は、弘微殿(こきでん)の大后の陰謀に利用されましたので、源氏の君復権後はすっかり零落し、宇治の山荘でひっそりと出家同然の生活を送っておりました。阿闍(あじゃ)梨(り)から宮の話を聞いた薫の君は、その暮らしぶりに感動し、宇治までお出かけになります。そして、たちまち八の宮の人柄に惹かれてゆくのでした。

(毎週水曜配信予定、全84/113巻)

柏木の一周忌が過ぎました。柏木と女三の宮の子・薫は日に日に美しく成長してゆきます。 夕霧は女ニの宮と想夫恋を合奏した折、一条の御息所からお礼にと横笛を贈られました。 するとその晩、柏木が夢に現れ｢笛は子孫に伝えたい｣と歌に詠みます。事実を知らない夕霧は、横笛を源氏の院に託しますが、不審を隠せません。

(毎週水曜配信予定、全71/113巻)

Hollywood icon Laura Dern breathes new life into Louisa May Alcott’s classic. With their father away at war, Meg, the oldest and prettiest sister, and Jo, the tomboy, take care of Beth, the shy one, and Amy, the artist. When their beloved 'Marmee' must leave to nurse Father, who is badly wounded in the war, the girls sustain themselves by putting to use the lessons of loyalty and patience they had learned from their family.

源氏の君は、方(かた)違(たが)えで気紛れに立ち寄った紀伊(きい)の守(かみ)の家で物(もの)忌(い)みに訪れていた紀伊の守の父・伊予(いよ)の介(すけ)の後妻である空蝉(うつせみ)にたちまち心を奪われてしまいました。そして、人妻であるにもかかわらず、その思いを果たしてしまわれたのです。空蝉は、頭(とう)の中将(ちゅうじょう)の言うところの「中流の女」ですが、それ以後は努めて源氏の君を避けています。

(毎週水曜配信予定、全5/113巻)

俳諧紀行文の代表作と三大俳人の名句集古典文学の主要作品をセレクトし、現代語訳と原文とで構成した「日本の古典をよむ」（全20冊）シリーズの1冊です。「おくのほそ道」は、松尾芭蕉によって書かれた俳諧紀行文の代表作で、全文を収録しています。「名句集」は、松尾芭蕉・与謝蕪村・小林一茶の三大俳人の秀句を選び出し、それぞれに解説を付けたものです。

病床にありながら落葉の宮が心配でならない一条の御息所は、この始末をどうつけてくれるのか、と夕霧に対し文を書きますが、雲居の雁とのいざこざから夕霧はその文をなかなか見られず、返事もできぬまま夜が明けてしまいました。落胆した一条の御息所は落葉の宮の将来を嘆きつつ、あっけなく息をひきとってしまわれました。

(毎週水曜配信予定、全74/113巻)

藤壺の尼宮が御病気のためおかくれになりました。源氏の君は、悲しみにたえかね、激しくお嘆きになります。四十九日が済んだ頃、帝は亡き母と源氏の君との秘事を僧都から知らされました。 二条の院にお里下がり中の前斎宮の女御を憎からずお思いになる源氏の君。春と秋のどちらが贔屓か問いかけます。

(毎週水曜配信予定、全38/113巻)

大病後めっきり弱くなられた紫の上は、出家が叶わず、せめてもと法華経千部を供養しました。しかし、夏の暑さで衰弱が進み、親しい人々にご遺言なさいます。やがて秋、祈祷もむなしくこの世を去りました。源氏の院は自らをなだめ、どうにか葬送を済まされますが、そのあとはもう何の分別もつかなくなるほど打ちひしがれてしまいました。

(毎週水曜配信予定、全77/113巻)

First published in 1912, Daddy-Long-Legs is an epistolary novel that follows orphan Jerusha "Judy" Abbott through her college years through a series of letters written to her anonymous benefactor, whom she nicknames "Daddy-Long-Legs." As Judy learns to navigate the complex world of studies, social life, and romance, her letters convey her growth and address the increasingly complex questions that preoccupy her.

新たに原文から忠実に訳された、1000年という時を経て蘇る王朝文学の傑作。平安時代の流麗な文体を現代の簡潔な文体に置き換え、かつ、これまでの現代語訳では重要視されてこなかった有職故実など、『源氏物語』の文化的な側面に光をあてた現代語訳。

秋、源氏の君の御一行もいらっしゃっているとは知らず、住吉神社にお詣りになった明石の君は、その後威勢のほどを目の当たりにし、我が身が情けなく、また、切ない恋しさも募りました。伊勢からお戻りになった六条の御息所(みやすどころ)は、間もなく病のためお亡くなりあそばしました。その遺言により源氏の君は前斎宮(ぜんさいぐう)の御後見となられました。

(毎週水曜配信予定、全31/113巻)

弘微殿(こきでん)の大后は、まだ御病気のうえ、とうとう源氏の君を排斥しきれなかったことが心 中腹立たしくてなりません。しかも、翌年、御譲位の沙汰があり、源氏の君は内大臣となられました。三月、明石の君は女の子を無事御出産になり、源氏の君は宣旨(せんじ)の娘を乳(め)母(のと)として遣わしました。紫の上は嫉妬をおぼえずにはいられません。

(毎週水曜配信予定、全30/113巻)

五月雨が降り続く夜のことです。宮中に篭っていた源氏のもとへ、一番の親友・頭(とう)の中将(ちゅうじょう)が参上し、うながされるまま女性論を展開しておりました。すると、粋人で弁舌も達者な左(さ)馬(ま)の頭(かみ)と藤(とう)式部(しきぶ)の丞(じょう)がやって来て、これに加わります。 　頭の中将は、中流階級の女が一番面白いと言い、左馬の頭は、嫉妬深い女や浮気な女との体験談を披露しました。

(毎週水曜配信予定、全3/113巻)

すべてを知る女房の、右近と侍従に促され、薫の君、匂宮それぞれと和歌の贈答をされる浮舟。そんな我が身が情けなく、死を考えるほど深い悩みに陥りましたので、身体の具合まで悪くなり、母・中将の君は物の怪かと心配します。薫の君は浮舟を京へ移す日を決めますが、随身からの報告で浮舟と匂宮の情事を知ってしまいました。

It has been 40 years since the publication of this classic science-fiction novel that changed the way we look at the stars and ourselves. From the savannas of Africa at the dawn of mankind to the rings of Saturn as man adventures to the outer rim of our solar system, 2001: A Space Odyssey is a journey unlike any other.