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  • 中国、朝鮮、ベトナム、日本――極東アジアの地政学

  • 著者: 川島 博之
  • ナレーター: 釣谷 伸樹
  • 再生時間: 10 時間 44 分
  • 4.5 out of 5 stars (72件のカスタマーレビュー)

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中国、朝鮮、ベトナム、日本――極東アジアの地政学

著者: 川島 博之
ナレーター: 釣谷 伸樹
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あらすじ・解説

米中対立最前線の極東アジア4か国の展望を「地理」×「歴史」×「政治体制」から読み解く!
●中国が軍拡・外交をエスカレートせざるをえない900年前の黒歴史=「靖康の変」と「岳飛と秦檜」の逸話
●韓流時代劇ラブロマンスの代償としての朝鮮王朝の恥辱=「三田渡の盟約」
●中国の侵略に屈しなかったベトナム2000年の気概=3度の元寇にも耐え抜く力

その国の「生い立ち」と「トラウマ」を知れば、「次の一手」が見えてくる!

米中対立が激化する中で、極東アジアはその主戦場になりつつある。
今後、我々は今以上に極東アジアの安全保障について真剣に考えなければならなくなる。
その際に中国、朝鮮半島、そしてベトナムに住む人々の「心の中の戦争」を知ることができれば、より的確な判断が可能になろう。
海の向こうのアジア大陸に住む人々は、日本人とはかなり異なった歴史を経験しており、それに基づいた「国家観」「戦争観」を持っている。
(「はじめに」より)

【目次】
序 章 三種の農業地帯が隣接する極東アジアの特殊性
第1章 中国大陸興亡史――現代中国が抱える「トラウマ」の淵源
1)宋の時代――中央集権制と学歴社会の確立
2)中国人のトラウマ「靖康の変」
3)極東アジアに厄災をもたらした「朱子学」の誕生
4)短命に終わった世界最大のモンゴル帝国
5)「中国システム」が定着した明と清の時代
第2章 ヨーロッパ文明との比較で見る中国文明の特徴
第3章 朝鮮半島の「平和」の真相
1)外交の失敗でモンゴルの軍門に降った高麗
2)李氏朝鮮時代を象徴する「三田渡の盟約」
第4章 中国大陸王朝の南下へのベトナム2000年の抵抗
1)中国大陸王朝からの独立戦争
2)三度の元寇に耐えた陳朝
3)植民地化を招いたフランスへの援助要請
第5章 地政学が導き出す極東アジアの宿命
1)極東アジアから見た日本
2)極東アジアの今後の展望
©2021 Hiroyuki Kawashima (P)2021 Audible, Inc.

中国、朝鮮、ベトナム、日本――極東アジアの地政学に寄せられたリスナーの声

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極東アジア

期待以上の内容でした。
著者は歴史専門家ではないと言っておられますが、
隣国との現在に行き着くまでの歴史的な背景、国民の気質、有事の時のそれぞれの立ち振る舞いを極東アジアの歴史の初学者に分かりやすく書かれた本です。
ナレーションも聴きやすかったです。

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日本人必須の教養

なぜ、中国外交は国益に反してまで、無駄に強腰なのか。その理由がここにある。日本人必読の書。

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楽しい

期待通りの内容でとても満足しています。
分かりやすく楽しめます。

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極東アジアで幸せに生きる千恵

疑問に思っていることが全て解決された。先生どうもありがとうございます。英語じゃない言語をヨーロッパの先生に習っていた時先生に言われたこととも一致します。皆さん是非聴いてください。私は日本人としても誇りを持って正しく行動して行きたい、と改めて思いました。

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農業・朱子学・秦檜から語る東アジア国際政治

筆者の専門である農業と、宋代に生まれた朱子学(及びその成立の歴史的背景)から中国の伝統的な外交思想を解説するもの。
また周辺地域である朝鮮・ベトナム・日本がこれにいかに対応して今日に至るのか解説してくれている。

複雑怪奇な東アジア国際政治を上記を軸に解説する着眼点は新鮮であり、腑に落ちる部分も多かった。論拠として歴史的事実を挙げる一方、少なくない根拠が「〜であろう」と主観頼りになっているため、鵜呑みにする前に自分で反芻する事は必須である(どの本でもそうだが)。

各論としては、日本人にあまり知られていないベトナムと中国の戦争史についてざっくり知ることが出来るので、同じ中国に向き合う同志国としてその歴史は学習に値する。

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勉強になった

日中韓にベトナムを含めて極東アジアの歴史と政治を考えるのが新鮮で面白かった。

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中国の歴史

地政学ではなく中国の歴史。
日本や周辺国との関係はほとんど触れられない。

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