『森鴎外「カズイスチカ」』のカバーアート

森鴎外「カズイスチカ」

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森鴎外「カズイスチカ」

著者: 森 鴎外
ナレーター: 佐々木 健
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このコンテンツについて

医学士である主人公が、開業医である父の真摯な姿勢や死期を予測する確かな目に感銘する。

医学士である花房は、かつて千住で開業医をしていた父親を手伝ったことがあった。つまらない老人にすぎないと思っていた父に、経験に培われた眼と、瑣末な日常のことにも全身全霊を打ち込む有道者の姿勢があることに気がついた彼は一転して父を尊敬するようになった。
医学士・花房の、千住の町医者として敬愛を集める父を 手伝う中での医者としての心境などや、医療思想史の視点で読んでも味わい深い短編小説。

©2022 PanRolling
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目の前のことだけに集中できるのは才能だと思います。そうなりたいと思っても、なかなかたどり着けないような高いクオリティで仕事をこなしている人には憧れてしまいますね。専門的なことが多い職業は特にそうかもしれません……

良かったです

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まだ自分が未熟な時は、父の凄さって確かにわかりませんでした。

だいたいこういう父親って、普段はおっとりしている雰囲気で、側から見たらただ優しそうとしかそういう風にしか見えない感じですが…

そんな父の見方を変えてくれる作品なのかもしれません。

他者の見方を変えてくれる作品

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聞けてよかったです。独特の世界観を堪能できました。

よかったです

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ナレーターも聞きやすく、オーディオブックなので手軽に文豪作品が聞けてありがたい。

聞きやすい

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不思議なタイトルがずっと気になっていて、いつか読みたいと思っていた作品がオーディブルにあったので聴いてみました。
聴き始めてから、そうだ、森鴎外って作家だけど医者だったんだっけ、と気付きました。
森鴎外の作品はわかりづらいものもあって敬遠していましたが、これは面白かったです。

そうだ、医者だった

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2度聴きました。文章の意図がうまく聴き取れていないと思って。明治の文章というのは平板で、どこを強調したいからということがないのかと思いました。「カズイスチカ」って一体何(?)と調べてしまいました。ラテン語で「症例報告」、「臨床の記録」という意味だと知りました。医師としての父を尊敬するようになったというくだりよりも、一枚板が破傷風のことだったり腫瘍じゃないかと運ばれてきた女性がただの妊娠だったという話が面白かった。

一枚板は破傷風のこと。

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